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フォーティーン特集
2022/05/05

50インチの試作品もあった長尺ブームの原点「ゲロンディー」

連載:語り継がれる名器の系譜 ~常識のルーツ~
fourteen_column_03_01 長尺ブームの火付け役となった48インチドライバー「ゲロンディー」
長尺ブームの火付け役となった48インチドライバー「ゲロンディー」

2022年1月からツアーレベルでは長尺ドライバーへの規制が始まり、全長46インチ以下に制限される。シャフトを長くすれば、ヘッドスピードが上がって飛距離が伸びる。安定性が落ちるというデメリットはあったが、スイングとクラブ、双方の進化によってメリットだけを享受できる環境が整ったからこそ、規制の必要が出てきたのだろう。

そんな長尺化の歴史を振り返ると、24年前に発売されたひとつの名器にたどり着く。そこには、常識にとらわれずに理想を追い求める、未知への挑戦があった。

長尺に求めた飛ばしのロマン

昨年5月の「全米プロゴルフ選手権」で、50歳のフィル・ミケルソンがメジャー史上最年長優勝を果たした。手にしたのは47.75インチの1W。シニアでも戦う天才レフティは、長尺を武器に若い選手たちに立ち向かった。ツアーではもう見られない光景となったが、あくまでローカルルールのため、一般アマチュアは規制の対象外。まだまだ長尺1Wで飛ばしというロマンを追い求めることができる。

fourteen_column_03_03 長尺シャフト+大型ヘッドの組み合わせはゴルフ界に新風を吹き込んだ
長尺シャフト+大型ヘッドの組み合わせはゴルフ界に新風を吹き込んだ

最初にそのロマンを形にしたのが、1998年にフォーティーンが発売した「ゲロンディー(GelongD)」だった。「Get Longest Drive」を略したネーミングはまさに飛距離へのこだわりを詰め込んだもの。48インチの長尺に、当時としては大型だった300㏄のヘッドを組み合わせた型破りな1Wは一躍注目を集めた。

50インチや500ccヘッドの試作品も

フォーティーン営業部マーケティング担当主事の池田純にとっては、入社前に一人のユーザーとして購入したモデル。「どこのメーカーもニューモデルが出るとヘッドが大きくなって、シャフトも長くなっていった時代でした。それを一気に振り切ってしまったクラブで、打ってみると見たことがない弾道に驚きました」。

fourteen_column_03_02 試行錯誤を繰り返して行き着いた労苦の結晶
試行錯誤を繰り返して行き着いた労苦の結晶

入社後には開発時にテストされた試作品の数々を目にした。「500㏄のヘッドもありましたし、50インチぐらいのシャフトもありました。そうやって物理的な追求をしていたのだと思います」。さまざまな挑戦の末に形になったのがゲロンディーだった。

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