高弾道&低スピンで飛ばせて打感も◎ ミズノ ST-Zドライバー
【ミヤG】
前回のミズノ「ST-X ドライバー」に続いて、今回はもうひとつのモデル「ST-Z ドライバー」を試打しますよ。いずれもロフト角を±2度調整できる機能が搭載されていて、それぞれ「ST-X」が10.5度、「ST-Z」が9.5度のワンロフト設定です。ということは、「ST-Z」のほうがハードヒッター向けとして位置付けられているようですが、意外にヘッドは「ST-Z」のほうが大きく見えるんですよね。
【ツルさん】
安心感があって、構えやすいヘッドです。フェースアングルはスクエアに近く、わずかにオープンかなというぐらい。直線的に打てそうな印象を受けるし、クラウンの盛り上がりが控えめなところも構えやすくて好印象です。兄弟モデル「ST-X」のライ角は59度ですが、「ST-Z」は56.5度。左へのミスを嫌う人だと、特に構えやすく感じると思いますよ。
【ミヤG】
打感がいいですね! クリアで歯切れのいいフィーリング。けれど、「ST-X」を試打したときと同じで、僕が打つとプッシュスライスになりがち。グラファイトデザイン製の標準シャフトは、しっかり感があって振りやすいのですが、どうしてでしょう?
【ツルさん】
今回はシャフト性能によるものではなく、ヘッド性能の影響でしょうね。とはいえ、ヘッド挙動はかなりニュートラルだと思いますよ。どちらかというと引っかけにくいタイプかなというぐらい。昨年発売された「ST200 ドライバー」は、今どき珍しいぐらいのオープンフェースで球をつかまえるのに難儀しましたが、それと比べるとかなり打ちやすいです。
【ミヤG】
右に飛ばした時でもスピン量が2400回転ぐらい。たまにまっすぐ打てると、スピン量は1650回転まで落ちました。超・低スピンです!
【ツルさん】
STシリーズのドライバーは、どのモデルもスピン量が少ない。打ち出しの高さは出しやすいので、高弾道の低スピンをオートマチックに打てます。ボール初速の性能も悪くないですし、飛ばしやすいドライバーです!
【ミヤG】
シャフト性能も含めて、やはりこの「ST-Z」のほうがハードヒッター向けモデルでしたね。
【ツルさん】
標準シャフト「TOUR AD GM-200 D」のSフレックスを装着した状態だと、ヘッドスピード42~46m/sの人にマッチしそう。このままでも十分に使えますが、カスタムシャフトにすれば、しっかり叩いても曲がりにくい飛ばせる道具に変身すると思います。面白い存在です!
■ 試打したクラブのスペック
ミズノ ST-Z ドライバー
●ロフト角:9.5度 ●シャフト:TOUR AD GM-200 D ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:テーラーメイド M5 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Speeder 569 EVOLUTION VI ●硬さ:S
ツルさん:タイトリスト TSi3 ドライバー
●ロフト角:10度 ●シャフト:VENTUS 6 ●硬さ:X
ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー