前作から大幅進化! 飛びと安定感の好バランス タイトリスト TSR2 ドライバー
【ホッシー】
タイトリストから「TSR」シリーズが新発売されました。ドライバーは「TSR2 ドライバー」、「TSR3 ドライバー」、「TSR4 ドライバー」の3モデル展開となります。今回試打する「TSR2」は、シリーズのなかではヘッドの投影面積が大きく、直進性と寛容性が高いタイプとして用意されたモデルです。
【ツルさん】
前作の「TSi2 ドライバー」と比べると、ヘッド形状がずいぶんスマートになりました。構えやすさでも評価が高かった前作「TSi3」にシェイプが似ていて、構えたときには安心感がありつつ、それでいてクラシックな雰囲気も持ち合わせています。端的にいうと、めちゃ構えやすくなりました!
【ホッシー】
ソール面の凹凸が少なくて、ツルンとしているのもデザイン的な特徴ですね。空気抵抗を減らす目的もあるのだとか。
【ツルさん】
前作同様にヘッド最後部に付け替え式ウェイトが搭載されていますが、底部ではなく側面に配置されています。これによって過剰なシャローバック感がなくなってアドレスビューが良くなっているし、空力にも効果的だそうです。
【ホッシー】
打ってみると、思いのほか低スピン! ボールが前へ前へと行く力が強く、なおかつ曲がりにくくて安定感があります。僕にはロフト角10度のモデルで十分ですし、それでもスピン量が少なすぎるくらいです。
【ツルさん】
ヘッドの慣性モーメントが高そうな印象を受けますよね。直進安定性と低スピン性能を合わせ持っていて、そのうえ打感がいい! 金属音はするけれど、ボールの重さを感じられるようなインパクト感が得られます。前作比でヘッド性能やフィーリング面が大幅に向上しているし、他社の高慣性モーメントドライバーと比べても、かなりの完成度の高さです。
【ホッシー】
タイトリストオリジナルの標準シャフトには2種類が用意されていて、今回の試打クラブに装着されている「TSP111 50」は50g台のもの。フレックスSでも、かなり軟らかめのシャフトです。
【ツルさん】
中間から先がよく動くタイプで、フレックスSでもヘッドスピード40m/sがターゲットゾーン。正直に言って、タイトリストのドライバーに興味を持っている多くのゴルファーには軟らかすぎるでしょうし、ヘッドの設計コンセプトにも合っていないと思います。ヘッド自体はかなり高性能なので、フィッティングしてカスタムオーダーすることをオススメしたいです。
■ 試打したクラブのスペック
タイトリスト TSR2 ドライバー
●番手(ロフト角):10度 ●シャフト:TSP111 50 ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ホッシー:テーラーメイド SIM MAX ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Tour AD PT-6 ●硬さ:S
ツルさん:キャロウェイ ローグ ST MAX ドライバー
●ロフト角:9度 ●シャフト:VENTUS TR BLUE 6 ●硬さ:S
■ ホッシー プロフィール
1978年生まれのGDO編集部員。以前に「ゴルフガレージ」で店舗スタッフをしていた経験があり、過去のゴルフクラブ情報にも詳しい。ドライバーのヘッドスピードは47m/sとアマチュアゴルファーにしては飛ばし屋。けれど、球が左右に散らばるのが悩み。持ち球は低めのフェードでアイアンも低弾道。平均スコアは95くらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。