低スピン&高弾道で操作性が良い スリクソン ZX5 Mk II LS ドライバー
【ホッシー】
「スリクソン ZX Mk II」シリーズには、3タイプのドライバーが用意されています。今回はシリーズ初登場となるロースピンモデル「ZX5 Mk II LS ドライバー」を試打します!
【ツルさん】
上から見たときのヘッド形状は、スタンダードモデルの「ZX5 Mk II ドライバー」とソックリ。けれど、ソール面を見ると付け替え式のウェイトがフェース寄りに配置されていて、浅重心設計になっていることが分かります。
【ホッシー】
果たして、スタンダードモデルと比べてスピン量がどれぐらい減るのか。では、ツルさんから試打をどうぞ!
【ツルさん】
軽く素振りをした時点でスタンダードモデルとの違いは明確です。シャフト軸線上に近いところに重心があることがスイング中に感覚として伝わってくるし、ヘッド挙動もぜんぜん違います。実際に打ってみると、300~500回転はバックスピン量が抑えられていますね。
【ホッシー】
打ち出し角は低くならず、スピン量だけがうまく抑えられていますね。ツルさんが打つとキャリーもよく出ています!
【ツルさん】
こういう低スピンドライバーのなかでは、球のつかまりが良いことも特徴です。ただし、フック系の球筋になると余計にスピン量が減って、ドロップしてしまう危険性はあります。特に、このヘッドに先端が硬いカスタムシャフトを装着しようと思っている人は要注意です。
【ホッシー】
僕が打つと、何度か強烈な引っかけフックが出ました(笑)。浅重心設計でヘッドを動かしやすいぶん、スタンダードモデルよりも操作性に優れているヘッドなんじゃないでしょうか。
【ツルさん】
前回試打した「ZX5 Mk II」は、オートマチック感があって弾道安定性が高いモデルでしたが、それと比べるとヘッド挙動が機敏です。操作性が良いともいえるけれど、そもそもコントロールできるスキルがない人が使うと、球が左右にバラけやすくなりそう…。
【ホッシー】
ボール初速の出しやすさとミスヒット時の初速の落ちにくさは、スダンダードモデルと同等のように感じました。スピン過多で飛ばせていない人が、もっと飛ばしたい場合には良いチョイスかと。
【ツルさん】
ヘッド形状がソックリの「ZX5 Mk II」と「ZX5 Mk II LS」ですが、打ち比べるとかなり差があります。スイングのミスにおける許容性や弾道安定性を優先するなら、間違いなく「ZX5 Mk II」がオススメ。ただし、「LS」には、浅重心設計だからこその振り抜きやすさとヘッドスピードの上げやすさが備わっています。スピン量なのか、安定性なのか、振り抜きやすさなのか、ゴルファー自身が何を優先するのかでモデル選びが変わってくるでしょうね。
■ 試打したクラブのスペック
スリクソン ZX5 Mk II LS ドライバー
●番手(ロフト角):10.5度 ●シャフト:Diamana ZX-II ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ホッシー:テーラーメイド SIM MAX ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Tour AD PT-6 ●硬さ:S
ツルさん:キャロウェイ ローグ ST MAX ドライバー
●ロフト角:9度 ●シャフト:VENTUS TR BLUE 6 ●硬さ:S
ホッシー プロフィール
1978年生まれのGDO編集部員。以前に「ゴルフガレージ」で店舗スタッフをしていた経験があり、過去のゴルフクラブ情報にも詳しい。ドライバーのヘッドスピードは47m/sとアマチュアゴルファーにしては飛ばし屋。けれど、球が左右に散らばるのが悩み。持ち球は低めのフェードでアイアンも低弾道。平均スコアは95くらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー