やさしくハイドロー!例えるならば“グローレLS”か テーラーメイド「Qi35 MAX LITE」試打

新製品レポート「Qi35 MAX LITE」
シリーズ最軽量モデル「Qi35 MAX LITE」の総重量は277g(標準シャフトSフレックス装着時)

2月に発売されたテーラーメイド「Qi35シリーズ」の中で、もっとも軽量なモデル「Qi35 MAX LITE」。いまや軽量ドライバーというカテゴリーは、各メーカーが競い合う定番ジャンルとなっているが、フェースをも軽くしている同社のモデルはやはり気になるところ。軽さによる振りやすさがありながら、高い慣性モーメントを確保しつつさらに低重心になったというが、いかに。製品の特徴をギア知識が豊富なミタさんが解説。飛び性能、弾道、打感を探るべくアスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打し、分析した。

クラブ全体が軽くなったのにバックウエートは増量!MOIが大きくなった。

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ヘッド後方には24g固定式ウエートが装着されている

【ミタさん】
今回紹介するのは軽量設計の「Qi35 MAX LITE」です。他の3モデルとはデザインの雰囲気も違います。

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【シオさん】
どのくらい軽くなっているんですか?

【ミタさん】
他の3モデルはクラブ総重量が300グラム以上なのに対して「Qi35 MAX LITE」は270グラム台です。

【シオさん】
前作も軽量設計の「Qi10 MAX LITE」がありましたが、一番変わったところは?

【ミタさん】
前作よりクラブ総重量が約4グラム軽くなっていますが、後方のバックウエートは20グラムから24グラムに増量。そのおかげでさらに慣性モーメントが大きくなりました。

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ヘッド外周のラインカラーが白になるだけでやさしい雰囲気が出る

【コウタロウ】
慣性モーメントはどのくらいですか?

【ミタさん】
10000g・cm2(10K)まではいきませんが、9000 g・cm2は超えています。軽量設計のドライバーで9Kを超えるのは画期的です。

【シオさん】
「Qi35」シリーズの他のモデルは重心が下がっていましたが、「Qi35 MAX LITE」は?

【ミタさん】
もちろん「Qi35 MAX LITE」も下がっています。今までの常識ではバックウエートを重くするとフェース面上の重心は高くなってしまうのに、今回はバックウエートが重くなったのに重心が下がった。他の「Qi35」モデル同様に、ドライバーの常識を覆す進化を遂げています。

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各総重量は左から「Qi35/304g」「-LS/311g」「-MAX/305g」「-MAX LITE/272g」(標準シャフトSフレックス装着時)

【シオさん】
軽量ドライバーでも重心を下げるメリットは大きい?

【ミタさん】
もちろんです。軽量ドライバーはスピン量が多くなりがちなのですが、重心を下げることによってスピン量を抑えることができます。軽量ドライバーの利点である振りやすさとの相乗効果で飛距離アップにつながりやすい。

【コウタロウ】
対象とするヘッドスピードとしてはシオさん向きかも知れませんね。

【シオさん】
気になるのはスピン量ですね。

やさしくハイドロー!「ステルス グローレ」に似ている?!

新製品レポート「Qi35 MAX LITE 」
「Qi35シリーズ」でいちばん振りやすいです(シオさん)

【シオさん】
他の「Qi35」シリーズはブラック系ですが、「MAX LITE」はホワイト系の仕上げになっていて、いかにもやさしそう。外周部分に入っている白いラインも効いていて、大型ヘッドですが構えやすいです。

【ミタさん】
日本人ゴルファーには馴染みのある丸顔ですね。性能はどうでしたか?

【シオさん】
私にとっては「Qi35 MAX」よりも振りやすい。軽快な振り心地でスピードが出ていました。ヘッドスピード38m/sくらいで楽に打った1球目から安定して高弾道のドローボールが続きました。ドライバーを打つときのプレッシャーがありません。とにかくラクです!

新製品レポート「Qi35 MAX LITE 」
軽量モデルですがちょうどいい打ち出し角とスピン量でした(シオさん)

【ミタさん】
軽量でつかまりが良くて高弾道だと「ゼクシオ」みたいな印象ですか?

【シオさん】
振り感は似ていますけど、「ゼクシオ」よりも打球が強くて、スピード感があります。感覚的には「ステルス グローレ」の後継モデルという雰囲気でした。シャフトも典型的な先中調子で打球が上がってくれます。

【ミタさん】
スピン量は適性よりちょっと少ないくらいでしたね。

【シオさん】
元々、ロースピンヒッターなのでこのくらいのスピン量は許容範囲ですが、12度のロフトならもっと良い結果になりそうです。

新製品レポート「Qi35 MAX LITE 」
打点ブレの強さにも驚きました(コウタロウ)

【ミタさん】
コウタロウはどうでしたか?

【コウタロウ】
見た目や振り感など高MOIヘッド特有のフィーリングはあるものの、素直につかまってくれるところは「グローレ感」があります。軽量ドライバーではありますが、270グラム台という数字ほどの軽さは感じられず、ヘッドスピード40m/s以上のゴルファーでもつかえそう。

【ミタさん】
コウタロウが打っても極端にバックスピンが増えませんでしたね。

【コウタロウ】
ちょっとつかまり気味ではありましたが、打ち出しは高く、スピン量は抑えめ。総合的に見て「グローレ LS」と言ったところでしょうか。

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平均試打データ シオさんはロフトを増やしたらもっと飛距離が伸びそうだ

【ミタさん】
270グラム台の「Qi35 MAX LITE」は軽量設計ながら慣性モーメントが大きく、打点ブレに強いモデル。対象ヘッドスピードは幅広く、35~40m/s前後までOKで、つかまりやすさを求めつつ、スピン量を抑えたいゴルファーとの相性は良さそうです。ロフトバリエーションも9度、10.5度、12度(カスタム展開)の3種類あるので、スリーブ調整と合わせれば適正な打ち出し角とスピン量に合わせられるでしょう。

【シオさん】
良い意味で落ち着いたボールが打てる。弾道も荒々しい感じではなくて、オトナな感じです。

まとめ

新製品レポート「Qi35 MAX LITE」
打点ブレに強いところもやさしさの評価につながった

■ 試打したクラブのスペック

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テーラーメイド Qi35 MAX LITEドライバー
●ロフト角:9度、10.5度 ●シャフト:2025 エアースピーダーTM ●硬さ:S

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ミタさん プロフィール

1978年生まれ。かつてのサッカー少年が父の影響でゴルフを始めたのは高校生のとき。2014年にゴルフテックに入社し、レッスンコーチ兼クラブフィッターとして活躍した。現在はギア知識を活かして、コンテンツの企画を担当。洋服や車など好きな「モノ」への探求心が人一倍強く、作り手の素材や製法へのこだわりが大好物。デニムやスニーカーへの知識も豊富。

コウタロウ プロフィール

1985年生まれ。「日本一の漫才師」を夢見た幼少期を経て、学生時代はゴルフに没頭。日本アマなどに出場した。日本プロゴルフ協会(PGA)ティーチングライセンスを取得した2012年にゴルフテックに入社。長年、レッスンコーチを務めていたが、現在はコンテンツに出たり、作ったりしている。ヘッドスピードは50m/s前後。持ち球はフェード。最近は四十肩との付き合い方を模索中。

シオさん プロフィール

1967年生まれ。GDOでは古参の編集部員。若い頃は小ぶりヘッドのドライバーとマッスルバックのアイアンを愛用していたが、近年ではミスに強く、飛ばせるギアを好んで使用している。ヘッドスピードは40m/s前後。ミドルアイアンでグリーンに止まる球が打てないことが最近の悩み。持ち球は低めのドロー。平均スコアは80くらい。

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