「マッタリした先中調子」USTマミヤ ATTAS CoooL
スペックが合えばドローを打ちやすい
【ミーやん】ATTASの9代目となるシャフトは、『ATTAS CoooL』というモデル名になりました。白地にブルーが使われたコスメは、その名のとおりに夏っぽくて涼しげです。
【ツルさん】今回の新モデルは、球をつかまえやすく、ボール初速をアップさせる効果を狙って作られたそうです。先端が走るシャフトらしいのですが、どのような球筋になるのか、さっそく試打して確かめてみましょう。
【ミーやん】ワッグルするとヘッドの先端がよく動きますが、実際に振ってみると思ったほど「ピュン!」と先端側が走る感覚はないですね。全体がしなるような、わりとオーソドックスな振り心地です。
【ツルさん】ATTASシリーズで先が動くシャフトというと2代目として登場した『ATTAS T2』を思い浮かべますが、それとはフィーリングが違います。歴代のモデルでいうと、6代目の『ATTAS ロックスター』に似ている印象を受けました。手元がそれほど硬くないので切り返しのタイミングを取りやすく、手元からまんべんなくしなり、先端側が少し動きやすくなっているシャフトです。
【ミーやん】ボクが打って球がつかまらないのは、試打クラブのヘッドが『キャロウェイ GBB エピック サブゼロ』のロフト角9度だからだと思います。もう少しつかまりのいいヘッドであれば、ドローが打てそうな気がします。
【ツルさん】重さと硬さのスペックが自分に合っていれば、『ATTAS CoooL』は球がつかまるシャフトです。意外とまったりした挙動なので、振りやすく感じるゴルファーは多いでしょうね。その反面、強烈な弾き感やシャープさはないので、そこを期待するゴルファーには少し物足りないかも知れません。
【ミーやん】人気のスペックは60グラム台のSだと思いますが、『ATTAS CoooL』は重さと硬さのバリエーションが豊富なのも特徴です。軽硬仕様となる40グラム台のXも用意されています。
【ツルさん】僕は以前に6(S)以外のスペックも試打したのですが、重さとフレックスによって振り心地がけっこう変わるシャフトです。いろいろなスペックを試してみることをオススメします。軽量でシャープに振って飛ばしたいなら、4(X)は選択肢としておもしろいと思いますよ。
■ 試打クラブのスペック
USTマミヤ ATTAS CoooL
モデル:6、フレックス:S、重さ:66グラム、トルク:3.6、試打シャフトのヘッド:キャロウェイ GBB エピック サブゼロ ドライバー、ロフト角:9度)
発売日:2017年7月21日、価格:税抜40,000円(税込43,200円)
■ マイクラブ情報
ミーやん:ピン G30 ドライバー(ロフト角:10.5度、シャフト:オリジナルカーボン、フレックス:SR)
ツルさん:テーラーメイド M1 460 ドライバー(ロフト角:10.5度、シャフト:USTマミヤ ATTAS PUNCH、モデル:6、フレックス:X)
■ ミーやん プロフィール
1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。