日本人が好きな打感に キャロウェイ GBB エピック フォージド ドライバー

金属的な打感で、球を上げやすく、つかまえやすい

【ミーやん】
大ヒットしているエピックシリーズの追加モデルとして発売されたのが、こちらの『GBB エピックフォージド ドライバー』です。フェースの裏側に2本のバー構造を持たせた独自の「ジェイルブレイク テクノロジー」を採用しつつ、クラウンの素材がチタンになっていて、フェース素材にフォージドチタンが使われているのが特徴です。構えてみると、ヘッドの形状も既存モデルとはずいぶん違います。

【ツルさん】
キレイな丸型ヘッドで構えやすいですよね。打点の後方延長線上にヘッド後部の膨らみの頂点が位置していて、フェース長はやや短く見えます。そのおかげでターゲットに対してスクエア感を出しやすく、球をつかまえやすそうな雰囲気がありますね。ヘッドをボールの後ろに置いたときのソールのすわりも、既存モデルよりいいです。

【ミーやん】
ヘッド体積は450ccなのですが、それほど小ぶりに見えないから安心感もあります。打ってみると、カーボンクラウンの『GBB エピック スター ドライバー』や『GBB エピック サブゼロ ドライバー』とは打感が全然違う！ フルチタンらしい弾きのある澄んだ金属音がします。

【ツルさん】
カーボン複合ヘッドのこもった打球感がキライという人には、こちらのほうが心地よく感じるでしょうね。僕はもともと『エピック サブゼロ』のおとなしい打感が好きなので、正直このモデルの打感にそこまで魅力を感じません。クラブ自体も軽量ですが、打感にも軽さを感じてしまって、ボールを押し込んで飛ばしているフィーリングが得られないんですよね。

【ミーやん】
肝心の球筋ですが、ロフト角10.5度だと打ち出しから球が高く上がってくれて、バックスピン量が約2000回転ぐらい。理想的な高弾道・低スピンで飛ばしやすそうなドライバーです。ただし、なんとなく振りづらい…。球が散らばってしまいます。

【ツルさん】
僕たち2人には、軽量感がありすぎるんですよ。『エピック スター』と同じシャフトが装着されているのですが、このモデルの場合はシャフトの長さとヘッド重量がマッチしていないように思います。

【ミーやん】
ヘッド性能は『エピック スター』と『エピック サブゼロ』の中間ですかね。適度に球をつかまえやすく、上げやすいです。

【ツルさん】
純正シャフトとの相性が良くなくて、なんだかもったいないモデルです。カスタムシャフトをチョイスするか、リシャフトすれば、幅広いゴルファーに好まれる名ドライバーになると思いますね。

■ 試打クラブのスペック

キャロウェイ GBB エピック フォージド ドライバー
ロフト角：10.5度、シャフト：Speeder EVOLUTION for GBB、フレックス：S
発売日：2017年10月16日、価格：税抜7,5000円(税込8,1000円)

■ マイクラブ情報

ミーやん：ピン G30 ドライバー（ロフト角：10.5度、シャフト：オリジナルカーボン、フレックス：S）
ツルさん：テーラーメイド M2 ドライバー 2017年モデル（ロフト角：10.5度、シャフト：UST マミヤ アッタス パンチ 6、フレックス：X）