新製品レポート

ハイドローが打てる高コスパのドライバー プロギア RS E

2019/04/29 05:00
ギリギリの反発にやさしさを加えた「RS E ドライバー」が登場

【ミヤG】
前回は「RS RED ドライバー」を試打しましたが、RSシリーズに追加されたもうひとつモデルが「RS E ドライバー」です。モデル名に付いている「E」は、イージーの頭文字らしいですね。ちなみに、従来モデルの「RS ドライバー」はクラウンがブラック塗装。「RS E ドライバー」はガンメタリック塗装になっています。いい色ですよね。

大きめでやさしく打てそうな雰囲気。クラウンの色は濃いグレーメタリックだ

【ツルさん】
メーカーは性能について、「つかまる、上がる、ミスに強い」をアピールしています。商品コンセプトは「RS ドライバー」と似ていますが、「RS E ドライバー」はネックの調整機能が省かれていて接着式になっているのが特徴。そして価格が安い! エントリーモデル的な位置付けにもなっているようです。RSシリーズの他のドライバーと比較して、性能的にどう違うのか気になりますよね。打って確かめてみましょう!

【ミヤG】
RSシリーズのドライバーは、どのモデルも投影面積が大きいです。構えた瞬間にやさしく打てそうに感じますよ。打ってみると、球がよくつかまります! とはいえ、前回に試打した「RS RED ドライバー」のときのようなチーピンは出ませんでした。オートマチックにドローが打てる感じです。

【ツルさん】
従来モデルの「RS ドライバー」もドローを打ちやすいモデルですが、「RS E ドライバー」はそれ以上に球がつかまります。僕の試打計測では、強いドローになっていてスピン量が少なくなっていますが、基本的には少しスピンが入るタイプだと思います。メーカーが言うとおりに、球がつかまって上がる性能ですね。

【ミヤG】
確かに、僕が試打するとスピン量は多めになりました。これならドローを打ってもドロップすることなく、安定した弾道で飛ばせそうですね。絶対に右には飛ばない安心感があるし、左に大きく引っかけることもありません。直進性能にも優れていますよ。

【ツルさん】
RSシリーズだけあってボールスピードも出しやすいし、意外と打感もいい。純正で装着されているシャフト「RS E 専用 Speeder for PRGR」も好印象です。スピーディーに振れるし、ダレるような物足りなさを感じません。「RS ドライバー」に装着されているディアマナブランドの純正シャフトよりも、僕はこちらのほうが好きですね。

【ミヤG】
普段から右へのミスが多い人や、ドローを打ちたい人で、オーソドックスな見た目のドライバーを使いたい人には良さそうなモデルです。価格も安いし(笑)

【ツルさん】
ネックの調整機能に興味がなくて、カスタムシャフトまで必要ないという人は、本当にこのモデルでいいと思います。コストパフォーマンスは、とても高いです!

右へのミスが怖い人に◎。直進性が高く、低スピンすぎないのも好印象

■ 試打したクラブのスペック

プロギア RS E ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:RS E専用 Speeder EVOLUTION for PRGR ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:テーラーメイド M5 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:KUROKAGE TM5 2019 ●フレックス:S

ツルさん:タイトリスト TS2 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:TENSEI CK PRO ORANGE 60 ●フレックス:X

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

プロギア
発売日:2019/04/19 参考価格: 73,440円