芯ヒットでの初速性能は最上級! スリクソン ZX5 ドライバー
【ミヤG】
スリクソンの新しい「ZX」シリーズのドライバーは、PGAツアーで松山英樹プロが使用していることで大きな話題になっています。「ZX5」と「ZX7」の2モデルが展開されていて、どちらのモデルにも「リバウンドフレーム」という新構造が採用されているのが特徴です。
【ツルさん】
前作では、ゼクシオの開発で培った高初速を得やすいカップフェース構造が採用されていたんですよね。新構造の「リバウンドフレーム」は、それに代わるボール初速アップのための新たなテクノロジー。今回試打する「ZX5」は「Z585」の後継モデルなんですが、前作では接着ネックだったものが、「ZX5」では調整機能付きのネックになっています。
【ミヤG】
とっても構えやすいヘッドですね。シャープ感がありながらも、小さすぎるようには感じません。フェースが左を向いているように見えないところも、フッカーの僕には好印象です。
【ツルさん】
前作の「Z585」はアップライト感があって、構えたときに少しフェースが左を向いているような印象がありましたからね。それに比べると、「ZX5」はフェース向きをスクエアに合わせやすくて本当に構えやすい。フェースのトップラインとフェース全体の見え方がいいし、ヘッドのすわりも完璧です。では、さっそく打ってみましょう!
【ミヤG】
ロフト角9.5度のヘッドだと、中弾道の強い球が打てます。スピンも少なめで飛ばせそうな弾道です。直進性も高そうに感じるのですが、僕が打つと右にまっすぐに飛ばしてしまうことが多かったです。
【ツルさん】
前作「Z585」のイメージもあるし、構えたときには球をつかまえやすそうな印象を持っていたのですが、実際に打ってみるとそうでもない。どちらかいうと、強いフェード弾道を打ちやすいモデルだと思います。乾いた打音と引き締まった打感が、打っていて心地いいですね~。
【ミヤG】
ツルさんの言うとおり、打感はとてもいいですね。でも、ミスヒットすると飛距離が落ちやすくて、ヘッド性能は少しシビアに感じました。そのあたりは、やっぱりアスリート向けなのかな。
【ツルさん】
とはいえ、フェースの芯でボールをとらえたときの初速性能はとても高いですよ。間違いなくこれは新構造「リバウンドフレーム」の効果でしょう。もちろん、フェースの反発性能はルールに適合しているのですが、ひとつ上のレベルに達しているように感じますね。
【ミヤG】
純正シャフトは、見た目が「ディアマナ TB」とよく似ていますが、スリクソンのオリジナル仕様なんですね。個人的にはクセがなくて振りやすく感じました。僕のヘッドスピード43m/sだと、フレックスSでちょうどいいぐらい。
【ツルさん】
標準採用されている「ディアマナ ZX50」は、先端が硬めでクセのない中調子シャフト。実は、兄弟モデルの「ZX7」とはしなり具合が異なる「ZX5」用のシャフトとなっています。「ZX5」と「ZX7」の2モデルを打ち比べるときは、シャフトの違いも考慮しつつ試打するといいでしょうね。
■ 試打したクラブのスペック
スリクソン ZX5 ドライバー
●ロフト角:9.5度 ●シャフト:ディアマナ ZX50 ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:テーラーメイド M5 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Speeder 569 EVOLUTION VI ●硬さ:S
ツルさん:テーラーメイド SIM MAX ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:VENTUS 6 ●硬さ:X
ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー