マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド R9 ドライバー

2009/05/12 00:00

構えてみると?

ノーマルポジション時の構えたところ。ここ数年のテーラーメイドの流れに沿って三角形ヘッドを採用している。

重量調整ネジによって重心位置が任意に変えられ、おまけにシャフトの装着角度を8方向に変えることでフェース角、ライ角、そしてロフト角を変えられる。調整機能が盛り沢山な「R9」であるが、構えてみると拍子抜けするぐらいオーソドックス。ここ数年、テーラーメイドは三角形ヘッドを採用しているが、この「R9」もその流れ。アドレスするとシャフトとフェースのつながりがストレートで構えやすい。ネックが少し太いのが気になるが、プロ、上級者が構えやすい顔つきだ。

そして、構えるとヘッドがかなり小ぶり。数値上は420CCとなっているが、実際は400CCぐらいに感じる。フェースも面長ではない。スイートエリア(ヘッド慣性モーメント)を拡大することよりも、操作性を重視していることが窺える。アドレスするとフェースはやや開き、左のミスを嫌う人と相性がいい顔つきだ。

ただし少し気になるのがリアルロフト設定。全体的な印象はハードヒッター向きなのに、9.5度表示でリアルロフトは約11度と多めの設定。見た目にはやさしく高弾道を打たせてやろうとする意図が窺える。

シャフトが脱着できるクラブなのでネックが非常に短い。シャローバックな形状と相まって低重心設計になっていれば、リアルロフトは多めの方が扱いやすい。実際の弾道はどんなものかじっくりテストしてみよう。

打ってみると?≫
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テーラーメイド
フェース、ロフト、ライ角が調整できるゲーム性の高いクラブ
発売日:2009/03 オープンプライス