ワークス ゴルフ
発売日:2007/11 参考価格: 88,000円
ドラコン競技で人気が高いアルティマイザーV3ドライバー。ヘッド体積はルール制限ギリギリの460CCだが、アドレスするとそれほど大きく感じない。フェース面積は大きいがバックフェース側が絞られているからだろう。アドレスすると見た目の安心感よりもシャープな印象を強く受ける。また、ディープなフェース面(約59ミリ)に対してバックフェース側がキュッと絞り込まれ、シャローバック化されていることから、重心深度を浅めにして低重心化を狙っている意図も大いに窺える。
そして、このドライバーの特徴がリアルロフト(※1)の少なさ。今回9.5度表示のドライバーを2本テストに持ち込んだが、1本のリアルロフトが9.5度でもう1本は8.5度。アマチュア向けドライバーの多くは、表示ロフトよりもリアルロフトの方が1~3度多いのが普通だと考えると、明らかにハードヒッターを強く意識した設計だ。
シャフトもヘッドに合わせるかのように手応え十分。標準装着のマミヤプロフォースRS(Sシャフト)の振動数(※2)は268cpmで、カスタム品のドラコンAXIV(Sシャフト)の振動数が275cpm。ワッグルするとどちらもシャフトがほとんどしならない。
スペックを見る限り、アベレージゴルファーが楽に振れるドライバーではない。普通のドライバーだと物足りないハードヒッターや、力自慢のゴルファー向けなことをクラブが強くアピールしている。