マーク金井の試打インプレッション

ナイキ ヴィクトリー レッド ストレートフィット ツアー ドライバー

2010/04/20 10:00

クラブを計測してみると?

ストレートフィットを搭載。32通りのフェースアングルとライ角が調整できる

リアルロフトは10度(表示9.5度)で、フェース角は-0.75度。ライ角度は63.75度かなりアップライトなスペック。重心アングルは21度で、今どきのドライバーとしては少なめだ。リアルロフトが多くなく、重心アングルが少ない。重心距離もやや短いことも影響しているのだろう。体積440CCのヘッドは操作性が非常に高い。また、リアルロフトが少なめなこともあって、ボールは高く上がってキャリーを稼ぐタイプではなく、中弾道でキャリーとランで飛ばせるドライバーである。

シャフト「ツアーAD VR510D」については、手元側~中間部分が軟らかく、先端側が少し硬めのシャフト。トルクは適度にあるタイプだ。切り返しでは手元側がしなってヘッドの重みを感じやすく(タイミングが取りやすく)、ダウンからインパクトにかけてはややスローにしなり戻る。先端側が硬めなのでしっかり叩いてもヘッドが余計な動きをしない。軽く振るよりも、しっかり叩きたくなるシャフトである。

長さは実測値で45.25インチ。クラブ重量はS(VR510D)で312グラム。45インチ換算すると315g前後の仕上がり。バランスは2。20~45歳ぐらいで、体力が平均、もしくは平均を上回る男性にちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトVR510D(S)
ロフト(度)9.59.5
リアルロフト(度)1010
ライ角(度)63.7563.75
フェース角(度)-0.75-0.75
長さ(インチ)45.2545.25
振動数(cpm)247247
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