マーク金井の試打インプレッション

アキラプロダクツ ADR プレミアム ドライバー

2010/05/11 10:00

構えてみると?

イオンプレーティング加工のヘッドは透明感があり、高級感がある

アキラのクラブはオリジナリティあふれた製品が多いが、今回の「ADR プレミアム」もアキラらしさが溢れている。まず、近未来的なデザインに目を奪われる。イオンプレーティング加工が施されたヘッドは透明感があって、高級感を上手く演出している。ソール側は凹凸がないツルッとしたデザイン。そして、後方に大きな窪みが付けられ、そこに重量調整用のウエイトビス。見た目はシンプルだが、構造的には深い重心を狙っている意図がハッキリ窺える。体積460CCのヘッドは、素材はフェースが鍛造Ti-811、ボディは鋳造Ti-811だ。

顔つきは捕まりをかなり意識したデザイン。フックフェースの度合いはやや強め。リアルロフトも多めの設定。フェースもシャローで薄べったい。ボールを1発も打たなくても、スライサー、ボールが上がりづらい人向けであることがハッキリ分かる。

シャフトもヘッド同様、球の上がりやすさを意識した設計。ワッグルすると45.5インチとセミ長尺のシャフトは中間から先が大きめにしなる。スペック的にはスライサー、ボールの上がりやすさをかなり意識したドライバーだ。見た目通り、高弾道ドローが打ちやすいのかどうか、じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?≫
1 2 3 4 5
アキラ
飛距離への執念
発売日:2010/03 オープンプライス