ヨネックス EZONE タイプ 450 ドライバー
2011/03/22 12:30
構えてみると?
ヨネックスの新しいブランド「EZONE(イーゾーン)」。ヘッドはフェースとボディがチタンで、クラウン部分がカーボン。ヨネックスが長年採用するコンポジット構造だ。ヘッドは2種類ラインアップされており、今回試打するのは、体積が大きい方のタイプ450。
体積はネーミング通り450CC。洋梨形状とメーカー側は謳っているが、構えて見るとかなり丸み感がある。フェースはやや小ぶりだ。重心距離を短くして「捕まり」を良くしようとする意図が窺える。
特徴的なのがフェース面の造形。一般的なドライバーに比べると、フェースそのものを上方にオフセットして配置されている。このフェース配置と軽量カーボンクラウンによって、フェースセンターに重心(スイートスポット)が設定されている。フェースの厚みは約58ミリ。平均よりもややディープ。対して、バックフェース側はシャローバック。重心位置を低く抑えやすいデザインだ。
リアルロフトはアベレージゴルファーを意識しているのだろう。かなり多めだ。フェースの向きもフックフェースなのがハッキリ見てとれる。ハードヒッターよりも、ヘッドスピードがそれほど速くないアベレージゴルファーを強く意識した仕上がりになっている。シャフトもRはかなり軟らかい。
「遼クン」でお馴染みのヨネックスだが、このタイプ450はヘッドもシャフトもソフトスペック。見た目通り、アベレージ向けなのかどうかじっくりテストしてみたいと思う。