マーク金井の試打インプレッション

ヨネックス EZONE タイプ 450 ドライバー

2011/03/22 12:30

クラブを計測してみると?

フェースセンターに重心がある「EZONE」

10度表示はリアルロフトが13.5度でフェース角が+2度。9度表示はリアルロフトが11度でフェース角が+1.25度。どちらもリアルロフトが多めで、フックフェース。9度と10度とではリアルロフトの差が2.5度と大きい。ライ角は10度のヘッドが61度で9度のヘッドが59.5度。今どきのドライバーの中では平均的なスペックだ。重心アングルは20.5~22度と見た目よりは小さい。

スペック的には捕まりを意識した要素が多く、実際に打って見ても捕まりはやや良い部類。フッカーがイメージ通りボールを右に打ち出すのは難しく、スライサーがイメージ通りボールを左に打ち出しやすく仕上がっている。また、ヘッドの操作性が良いのでドロー、フェードも打ち分けやすい。

シャフトについては、純正のRは(NP50)は手元から中間のしなりを感じ取れる。振動数は220cpmと低いがセンターフレックス値も2.95kgと低い。純正のSは振動数が260cpmと高めだが、センターフレックス値は3.8kgと非常に低い。シャフトは中間部分が軟らかく「粘り系」だ。トルク値は3.9~4.2。トルク値が小さめのこともあって操作性がいい。しなり戻りはややスローに感じる。クラブ重量はRが291.9グラム。Sが300.2グラム。45インチ換算するとRが300g前後、Sが308g前後。35~65歳ぐらいで、体力が平均的な男性にちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトNP50(S)NP50(R)
ロフト(度)991010
リアルロフト(度)111113.513.5
ライ角(度)59.559.56161
フェース角(度)+1.25+1.25+2+2
長さ(インチ)45.7545.7545.7545.75
振動数(cpm)260260220220
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ヨネックス
新ヘッド形状とカーボンクラウンによる低重心化で、フェース中心と重心点を一致。
発売日:2011/02/19 オープンプライス