ナイキ VR_Sコバート ドライバー
2013/02/12 11:45
構えてみると?
ナイキの主力モデル、VRシリーズの最新モデルとなるのが今回試打するコバート ドライバー(以下、コバート)。モデルチェンジによってビジュアルがガラッと変わった。ヘッド色は目にも鮮やかレッド。クラウンのヒール側には大きめのスオッシュマーク。ヘッド形状はオーソドックスな丸型であるが、外観はかなり刺激的な演出がなされている。
加えて、ソール側はさらにデザインが大胆。バックフェース側が大きく凹み、ヘッドの後ろ3分の1ぐらいは空洞だ。メーカー側はこれを「高速キャビティバックテクノロジー」と名付けている。
前作同様、ヘッド脱着式の弾道調整が採用されているが、今回は新しい機能が加わった。ロフトとフェースアングル(捕まり)をそれぞれ別々に設定可能。ひとつのヘッドでロフトは8.5~12.5度の間で1度刻みに調整できる。従来までと異なり、シャフトの向きを固定したままロフトを可変できるのは画期的である。そして、それぞれのロフトで3つのフェースアングルを選べるのだ。
デザインが劇的に変わっただけでなく、調整機能も大幅にバージョンアップさせてきたコバート。調整機能がバージョンアップしたとはいえ、クラブで一番大事なのは基本性能。ノーマルポジジョンでどんな球筋が出やすいのか、どんなゴルファーに向いているのかじっくりテストしてみたいと思う。