マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド R1 ドライバー

2013/03/26 09:00

クラブを計測してみると?

ロフト角は8度から12度まで調整可能

ノーマルポジション(ロフト10度)だとフェース角が-3度でリアルロフトが9.5度。ライ角が57.5度。ロフトを最大に減らすと(表示8度)、フェース角は-5.5度となり、リアルロフトは7.75度。ロフトを最大に増やすと(表示12度)、フェース角は一番捕まるクローズポジションに調整すると、フェース角が-0.25度となり、リアルロフトは11.75度まで増える。メーカー側は可変ロフトをアピールしているが、従来のRシリーズ同様、このR1もロフトを増やすとフェースの向きはフックになり、ロフトを減らすとフェースの向きはオープンになっている。現状ではロフトだけを増やしたり減らしたりはできない。また、弾道調整をしても、スライサーがドローを打てるようなスペックにはなりにくい。

つかまりの目安となる重心アングルはノーマルポジションで23度。こちらの方は数値の変化は小さく、最小で22度。最大で23.5度。いずれも平均的な数値だ。重心距離はシャフトを抜いてヘッド単体で計測した場合(カートリッジ装着)、36.5ミリ。体積460CCとしては重心距離は短め。操作性が高く、ドロー、フェードを打ち分けやすく仕上がっている。

シャフトの長さはメーカー値が45.5インチで実測値で45.25インチ(※ヒールエンド法での計測)。振動数は257cpm。純正シャフトのSにしては硬いが、前作R11Sに比べると軟らかくなっている。クラブ重量は純正Sで316.7グラム。バランスはD3。45インチに換算すると320g前後となる。20~50歳ぐらいで、体力が平均的、もしくは平均以上の男性アスリートゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトTM1-113(S)
ロフト(度)10
リアルロフト(度)9.5
ライ角(度)57.5
フェース角(度)-3.5
長さ(インチ)45.25
振動数(cpm)257
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テーラーメイド
発売日:2013/03 オープンプライス