ダンロップ ゼクシオ エイト ドライバー
打ってみると?(弾道は)
試打クラブは9.5度。シャフトは純正のMP-800のS。ヘッドを計測してみると、リアルロフトは11度でフェースアングルは+0.75度。アドレスするとフェースがやや左を向き、ロフトが多めなのが確認できる。 硬さの目安となる振動数は234cpm。前作に比べると全体的に軟らかい。トルクは5.7度。前作よりも0.1度増えて、シャフトのねじれを適度に感じとれる。ワッグルすると中間から先端側が大きくしなる。クラブ重量は274.5gでバランスはD4。45.5インチの長さを考えると・・・市販ドライバーの中ではかなり軽めのドライバーだ。
「キーン」とゼクシオならではの弾き感のある金属音とともにボールは高弾道で飛んでいく。従来モデル同様、8代目も打球音が実に心地良い。7代目と比べると、8代目は明らかに弾道が高く、キャリーが出やすくなっている。弾道計測してみても明らかに高弾道。フェースセンター付近で捕らえた時に打ち出し角が14~16度で、2800~3100回転。オートマチックに高弾道を打っていきやすい。前作よりも少しスピンが多くなっているのも体感できる。球筋はストレートに打つつもりで球筋は軽いドロー。フックフェースで、見た目どおりつかまった球が打ちやすい。
シャフトはSとは思えないほど軟らかい。先中調子だが手元側も適度にしなり、インパクゾーンではシャフト先端側がスピーディーにしなり戻る。叩くよりも、ゆっくり振った方がタイミングを取りやすかった。
試打して印象に残ったのがグリップの軽さ。グリップが軽くなることでヘッドの重さを感じとりやすくなっているが、ダウンスイングで手の軌道を安定させづらく感じる。個人差はあると思うが、グリップの軽さが気になるドライバーでもある。60歳以上のアベレージゴルファーには前作よりも「振りやすく」、そして高弾道のキャリーでやさしく飛距離を稼げるドライバーだ。