キャロウェイゴルフ BIG BERTHA ドライバー(2014年)
2014/04/22 09:00
構えてみると?
クラウン部分に比重の軽いカーボンを採用し、その他はチタンで作ることでフリーウエイトを稼いでいる。「BIG BERTHA」の場合、フリーウエイトはバックフェース側に8g、ヒール部分に5g配されているが、特徴的なのがバックフェース側のウエイト。バックフェース側はレール形状にえぐられており、これにより8gのウエイトはトウ側からヒール側へと自由にスライドできるようになっているのだ。
トウ側にフリーウエイトを配せば、重心距離が長くなり、スイートスポット位置もトウ側に少し動く。ヒール側にフリーウエイトを配せば、重心距離が短くなり、スイートスポット位置もヒール側に少し動く。これにより重心距離、スイートスポット位置を微妙に調整することができるのだ。
加えてシャフトは脱着式で、ホーゼルの向きを変えることでロフト角、フェース向き、ライ角を調整できる。ヘッドだけでなく、シャフトの装着角度でもきめの細かい調整ができるのがビッグバーサの特徴である。
フェースの厚みは約55ミリと平均的。同社の「BIG BERTHA ALPHA」に比べると少しシャローフェースだ。「BIG BERTHA ALPHA」同様、「BIG BERTHA」も調整機能が満載されているが、クラブで一番大事なのはヘッドの基本的性能。どんな球が出やすいのが、どんなゴルファーと相性といいのかじっくりテストしてみたいと思う。