マーク金井の試打インプレッション

三菱レイヨン BASSARA P(フェニックス)

2014/06/03 09:00

シャフトを計測してみると

53(S)の振動数は251cpmと、それほど硬くなく、幅広いゴルファーと相性がよさそうだ

50g台のSの振動数は251cpm。アフターマーケット用シャフトとしては軟らかめだ。センターフレックス値は平均的で4.11となっている。同じタイプのフブキ Jに比べると中間剛性が高くないので、挙動がマイルドに感じ、タイミングも取りやすくなっている。反面、弾き系シャフトにしては中間剛性があまり高くないので、シャフトがしなり戻るスピード感はややマイルドになっている。数値的には手元側を軟らかく、中間部分が硬めのシャフト。先端側を軟らかくすることで捕まりを良くしたい意図が窺われるシャフトである。

トルクはフレックス、重量帯によって異なり、50g台のフレックスSのトルクは4.3。Rは4.4。40g台になるとさらにトルクが増して5.9。30g台になるとトルクは7.0となっている。トルクを増やすことで、軽くてもタイミングを取りやすくさせているのだろう。

【シャフト計測データ】
・バサラ Pシリーズ 53S
※ヘッド:テーラーメイド グローレ(ヘッド重量約198g)
長さ:46.5インチ/重さ307.7g/バランスD3/振動数251cpm/センターフレックス値4.11

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三菱ケミカル
発売日:2014/03/15 参考価格: 40,000円