テーラーメイド R15 460 ドライバー
構えてみると?
テーラーメイドのアスリートブランドであるRシリーズ。ヘッドは2つラインアップされており、今回はヘッドが大きい方の“R15 460 ドライバー”を試打する。名前が示す通りヘッド体積はルール最大級の460CCだ。
ヘッドは前作のR1 ドライバー同様、白ヘッド。R1ではクラウン後方に派手なグラフィックが入っていたが、R15ではそれが省かれてスッキリしたデザインに戻っている。丸形で投影面積が大きいオーソドックスなヘッドは、R1よりも前々作のR11 S ドライバーのシェイプに近い。
ソールに目を転じると、SLDRシリーズ同様、フェース側には大きなスリット(溝)が入り、その中には移動可能なウエイトが2つ装着される。ウエイトはどちらも12.5g。SLDR ドライバーではひとつのウエイトをトウからヒール側に移動させることができたが、このR15では2つのウエイトをそれぞれ独立して動かせる。加えて、ウエイトは脱着式にもなっており、ヘッドを12.5g軽くすることも可能だ。
メーカー側の資料によると、ソールに入るスリット(フロント トラック システム)はSLDR ドライバーよりも12mmフェース側に移動し、それにより、更なる浅・低重心となっているそうだ。もちろん前作同様、シャフトは脱着式で、ライ角、ロフト角も調整できる。
フェースの厚みは約55ミリ。アスリートモデルにしてはシャローフェースで、実際構えてみてもフェースが薄べったく感じる。
SLDRシリーズ同様、R15もヘッドのフェース側に重量を多く配して設計されている。見た目はかなり浅・低重心な感じがするが、実際の性能は打ってみて初めて分かる。そしてクラブで重要なのはニュートラルポジションでの性能だ。ニュートラルなポジションでのヘッド挙動、そして飛びっぷりはどんなものなのか?じっくりテストしてみたいと思う。