マーク金井の試打インプレッション

ナイキ ヴェイパー フレックス ドライバー

2015/04/21 09:00

クラブを計測してみると?

純正シャフトは、フレックスSとしてはしっかりめ。手元がしなり、タイミングは取りやすい

ロフト角10.5度のノーマルポジションだと、リアルロフト角が11度でフェース角が±0度。ライ角は59.75度で重心角は21度。同じロフト角で捕まるポジションに変更すると、フェース角は+1度になってリアルロフト角が12度となる。捕まらないポジションに変更すると-1度となってリアルロフト角が10度となる。捕まり具合を変更すると、それに連動してリアルロフト角も少し変わってくるようだ。計測器との相性もあると思われるが、フェース向きを変えるとリアルロフト角にも少し影響が出る。

続いて、ロフト角を変更してスペックを計測してみる。8.5度に調整すると、リアルロフト角は9.25度、フェース角は-2度。12.5度に調整するとリアルロフト角は12.5度、フェース角は+2度となった。こちらも、ロフト角を大小させると、それに連動してフェース角も変わってくる。個体差はあるだろうが、ロフト角を変えればフェース角が変わり、フェース角を変えればリアルロフト角に影響が少し出るようだ。

試打した三菱レイヨンの純正シャフト(ヴェイパーグラファイト+)のSの振動数は258cpm。純正シャフトとしてはやや硬めな数値で、手元側のしなりを感じやすい。トルクはメーカー値で3.9度。適度なねじれを感じる。長さはメーカー値、実測値とも45インチ。クラブ重量は318.1gで、バランスがD3.5 。20~40歳ぐらいの男性で、体力が平均以上な人に適したスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトヴェイパーグラファイト+(S)
ロフト(度)10.5
リアルロフト(度)11
ライ角(度)59.75
フェース角(度)±0
長さ(インチ)45
振動数(cpm)258
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