マーク金井の試打インプレッション

ナイキ ヴェイパー プロ ドライバー

2015/05/12 09:00

構えてみると?

ヘッド体積は460ccでも小ぶりに見えるので、ハードヒッターでも安心して叩ける

今年から、ナイキの主力モデルとなるのがヴェイパーシリーズである。ヘッドは3タイプが用意され、今回試打するのはプロ、アスリートを意識したモデルとなる『ヴェイパー プロ ドライバー』(※以下、ヴェイパープロ)。シリーズ名となる『ヴェイパー』とは、ナイキブランドにとってはアスリートのパフォーマンスを上げる革新的な最上位モデルに用いられる特別な名称である。今までサッカー、野球のシューズやギアに用いられていることは、このコーナーでも何度か触れてきた。

ブランドチェンジによって、ガラッと雰囲気が変わったのがカラーリングだ。これまでは赤がイメージカラーだったが、『ヴェイパー』ではボルトイエロー(蛍光イエロー)がイメージカラーとなっている。ソール後方が大きく凹んだデザイン、ソールのフェース側に刻まれた溝と相まって、ナイキらしい近未来的なイメージに仕上がっている。

ヘッド形状は、『ヴェイパースピード』が丸型なのに対し、『ヴェイパープロ』はフェースが面長で洋梨型。体積は460CC。フェースの厚みは約57mm。『ヴェイパースピード』に比べるとほんの少しディープフェースだ。トウ側にボリュームを持たせており、捕まりを重視するのではなく左に行きづらい顔つきだ。

ヘッド脱着式の弾道調整が採用されており、ロフト角とフェース角(ボールの捕まり)をそれぞれ別々に設定できる。ひとつのヘッドで、ロフト角は8.5~12.5度の間で1度刻みの調整が可能で、フェースアングルをニュートラル、ライト(オープン)、レフト(クローズ)に可変できる。

ネーミングとカラーリングがガラッと変わった、ナイキの新作モデル『ヴェイパープロ』。世界ランキング1位のロリー・マキロイが使用していることでも知られているが、実際にどんな弾道が出るのか、その機能をじっくり検証してみたい。

打ってみると?(弾道は)≫
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