マーク金井の試打インプレッション

ピン G30 SF TEC ドライバー

2015/05/26 09:00

構えてみると?

G30シリーズで一番つかまるモデルとはいえ、構えてみるとフェース角はかなり多い

ピンの主力ブランドであるGシリーズ。現行のG30シリーズには3つのモデルがラインアップされ、そのうち2つの検証を終えた。今回は、残るG30 SF TEC ドライバーを試打する。G30 ドライバーG30 LS TEC ドライバーとは兄弟モデルということもあり、ヘッド形状に大きな差異はなく、見た目は他のシリーズとほとんど変わらない。スイング時の空気抵抗を軽減するため、クラウンのフェース側にフィンのような突起「タービュレーター」が6つ搭載されていたり、ヘッドのカラーリングとしてつや消し感が強いマットブラックが採用されているところなども一緒だ。違いを言えば、フェースが2mmほどシャローになっていること、そしてバックフェースの重量調整ネジの下側に「SF Tec」のロゴがあしらわれていることくらいである。

体積460ccのヘッドは投影面積が非常に大きく、見た目に安心感がある。ピン G30 SF TEC ドライバーはつかまるようなチューニングがされているそうだが、構えてみるだけではそれを感じることはできない。

フェース面は面長で大きく、重心距離が長く感じられる。ヘッドの大きさに合わせるかのようにフェースは分厚く、その厚みが約60mm。対して、バックフェース側は超シャロー形状になっている。

つまり、G30 SF TEC ドライバーは、他のG30シリーズと比べて視覚的にほとんど変更点はない。では、メーカーが意図するつかまりの良さとはどんなものか、じっくりテストしてみたい。

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