マーク金井の試打インプレッション

ピン G30 SF TEC ドライバー

2015/05/26 09:00

クラブを計測してみると?

フェース角を可変スリーブのノーマルポジションで測定すると、-3度とかなりオープン

ロフト角10度表示のノーマルポジションだと、リアルロフト角は10.5度。表示ロフト角とリアルロフト角の差はほとんどない。フェース角が-3度ということは、G30 ドライバーと同様にソールの座りの関係でヘッドを地面に置くとフェースが開く方向に回転するため、オープンフェースの度合が強くなる。ライ角は61度と非常にアップライト。重心角は22度で、G30 ドライバーよりやや小さめ。この数値から、G30 SF TEC ドライバーG30 ドライバーより重心距離が短いことが推察できる。

フェースを開く方向に調整すると、フェース角が-4.5度でリアルロフト角は9度。逆に閉じる方向に調整すれば、フェース角が-1度でリアルロフト角は11.5度となる。つまり、フェースを開くとリアルロフト角が減り、フェースを閉じればリアルロフト角が増えてくる。

長さはメーカー値、実測値ともに45.25インチ(※60度測定法での計測)。標準装着される日本シャフト N.S.PRO Regio FormulaのSシャフトは振動数が258cpm。アフターマーケット用のシャフトとしては平均的な硬さである。

クラブ重量は305.7gで、バランスはC7.5。45インチで換算すると、308g前後の感じになるだろう。40~55歳くらいで、体力が平均的な男性ゴルファーに適したスペックと言える。

クラブ測定データ

シャフトN.S.PRO Regio Formula(S)
ロフト(度)10
リアルロフト(度)10.5
ライ角(度)61
フェース角(度)-3
長さ(インチ)45.25
振動数(cpm)258
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