マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド グローレG ドライバー

2016/01/05 09:00

構えてみると?

ヘッドは初代グローレと似た、オーソドックスな丸型形状。体積は460㏄で、シャローなフックフェースが特徴

テーラーメイドのプレミアムモデルに位置付けられるグローレ。今回は、最新モデルのドライバー『グローレG ドライバー』を試打する。1年ほど前に登場した前作『グローレF ドライバー』が、アスリート志向のシニアゴルファーを対象としていることから、グローレG ドライバーもヘッドスピードが遅めのゴルファーを意識して設計されている。

ヘッドカラーには光沢感あるパールホワイトが継承されているが、今回はアクセントとしてゴールドとブラックがヘッドやネック、シャフトにあしらわれる。ソールに目を転じると、フェース側にはスピードポケットと呼ばれる、大きなスリット(溝)を搭載。これにより、オフセンターヒット時のボール初速の減少を抑えられるそうだ。
ヘッドは初代『グローレ ドライバー』に似た、オーソドックスな丸型形状。体積はルール最大級の460cc。フェースはシャローで、フックフェース。グローレF ドライバーと比べて、フェースの厚みは10ミリも薄くなっており、構えただけで「つかまりの良さ」「ボールの上がりやすさ」が伝わってくる。ヘッドスピードが遅めで、スライスに悩むゴルファーを強く意識したドライバーだ。

クラブの長さは45.75インチ(※60度法計測値)。長尺効果でヘッドスピードアップを狙っているのだろう。グローレG ドライバーは、前作のようにシャフト脱着式の弾道調整機能は搭載されていないため、ネック部分はスッキリ仕上がっている。

プレミアム感と飛距離性能を追求しているグローレシリーズ。見た目は、明らかにつかまり性能をアピールしているが、クラブの性能は打ってみないと分からないものだ。どんな弾道が出て、どんなゴルファーと相性が良いのか、じっくりテストしてみたい。

打ってみると?(弾道は)≫
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テーラーメイド
発売日:2015/11/07 参考価格: 95,040円