マーク金井の試打インプレッション

シンカグラファイト LOOP プロトタイプ FW six

2016/07/05 09:00

シャフトを計測してみると?

センターフレックス値は4.85。60g台のSフレックスとしてはやや硬めで、弾き感につながっている

60g台のSフレックスで267cpm。これはアフターマーケット用のSシャフトとしては平均よりもやや硬めの部類。センターフレックス値も4.85と、やはりやや硬めに仕上がっている。実際スイングしてみても、切り返しでのシャフトのしなりは控えめ。

シャフトの中間部分にしなりのポイントがある中調子であるが、シャフトのたわみ量(しなり量)は少ない。シャフトの両端を持って、手でシャフトを山なりに曲げようとしてもほとんど曲がらなかった。手元側と先端側の剛性が高いのが手に伝わる。シャフト全体の剛性を上げることで、弾き感が出やすいように設計されている。

ねじれの目安となるトルクは3.4。スイング中のねじれが小さいシャフトなので、素早く振っても振り遅れ感が出づらい。ゆったり振るよりも、シャープに振った方がとタイミングが取りやすく感じる。

高弾性シートを使っている影響もあると思われるが、スイング中、シャフトの挙動に遊びが少ないのも特徴のひとつだ。
今回は43.25インチで組み上げたが、シャフトの重量、そして挙動を考えると、3Wならば43.75~43インチで組上げてもバランスが良さそうである。

【シャフト計測データ】
シャフト(フレックス):LOOP プロトタイプ FW six(S)
長さ43.25インチ/重さ340.2g/バランスD4/振動数267cpm/センターフレックス値4.85
(※ヘッド:テーラーメイド M1 フェアウェイウッド

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