マーク金井の試打インプレッション

フジクラ Speeder Evolution III

2016/10/11 08:45

シャフトを計測してみると

センターフレックス値は3.94。50g台のSフレックスとしては標準的な硬さ

50g台のSフレックスで振動数が252cpm。アフターマーケット用のSとしてはやや軟らかめな数値。センターフレックス値は3.94と、こちらは平均的な硬さの設定になっている。数値的には先中調子であるが、実際にスイングすると切り返しで手元側にしなるポイントがあるのが感じ取れる。

手元側に少ししなりのポイントがある先中調子で、シャフト全体のたわみ量(しなり量)は少し多めのタイプ。シャフトの両端を持って、手でシャフトを山なりに曲げてみると、シャフト全体が弓を引いた時のように、ほどよく曲線を描いている。先端側はそれほど硬くなさそうだ。

ねじれの目安となるトルクは4.5。数値通り、少し遊びがあり(少しねじれ感があり)、タイミングの取りやすさにつながっている。シャフト全体のしなり量はやや大きめであるが、しなり戻りの挙動が落ち着いているのでヘッドの挙動、入射角は安定している。ミート率が安定するシャフトだ。

【シャフト計測データ】
シャフト(フレックス):Speeder Evolution III 569(S)
長さ45.5インチ/重さ308.5g/バランスD3/振動数252cpm/センターフレックス値3.94
(※ヘッド:テーラーメイド M2 ドライバー

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