ブリヂストン TOUR B XD-5 ドライバー
構えてみると?
ブリヂストンが新たにアスリート向けブランドとして立ち上げたのが、今回試打するTOUR Bシリーズ。2年前に登場したJ715の後継機種という位置付けで、「アスリートとして挑み、1打にこだわるゴルファーに最高のゴルフ体験を提供する」というコンセプトを元に、モノ作りがなされている。
ドライバーではヘッドが3種類ラインアップされており、今回は一番ヘッドが大きくてやさしいXD-5 ドライバーを試打することにした。ヘッド体積はルール最大級の460cc。フェースはシャロー気味で、投影面積も大きい。アスリート向けだが、やさしさとボールの上がりやすさをイメージしやすい。フェースの向きはアスリート向けだけあってスクエア感があり、顔つきはそこそこシャープだ。
特徴的なのがフェースで、スコアラインに加え、ウェッジやアイアンのようにレーザーミーリング(細かい溝)が入っている。メーカー側の資料によると、この非常に細かい溝はバックスピン量を減らす効果があるらしい。
ソール側のデザインはシンプルで、ブラックとダークシルバーのツートン。引き締まったデザインで、ロゴはホワイトで小さめに入る。重量調整用のネジはフェース側中央と、バックフェース側のヒール側に配される。これにより、ヘッド重量を簡単に調整でき、かつ重心角や重心の深さもコントロールできるようになっている。
ちなみに、このTOUR Bシリーズは、ヘッドが脱着できる“カチャカチャ式”ではなくて、ヘッドとシャフトは固定式。ネック部分が実にスッキリしている。
これまで以上にアスリートゴルファーを強く意識して登場したTOUR Bシリーズ。見た目はそれほどハードではないが、クラブは打ってみないことには性能は分からない。どんな弾道が出るのか?どんなゴルファーと相性がいいのか?じっくりテストしてみたいと思う。