ヨネックス EZONE XPG タイプHD ドライバー
構えてみると?
ヨネックスのワールドワイドモデルであるEZONE XPG ドライバー。その最新作となるのが今回試打する『EZONE XPG タイプHD ドライバー』だ。EZONE XPG ドライバーと併売されるので、兄弟モデルという位置付けにあるが、メーカー側はつかまりの良さを強くアピールしている。HDとはハイドロー(高弾道ドロー)という意味合いなのだろう。
兄弟モデルのXPG ドライバー同様、ヘッド体積は460cc。クラウン部分はカーボン素材で、XPGよりもさらにカーボンエリアが拡大しているそうだ。これによりクラウン重量が4g軽くなっている。
フェースとボディはチタンでヨネックスが得意とする複合ヘッドだ。フェースの厚みは約57ミリ。ディープフェースとシャローバックの組み合わせで、深低重心を狙っている。ヘッド形状は丸型でオーソドックスだが、クラウン後方にはインサイド・アウトのヘッド軌道をイメージしやすいグラフィックが描かれる。
ソール側はシルバー塗装で「X」のロゴが大きく入り、トウとヒール側はホワイト塗装。ヒール側にヨネックスのシンボルマークとメーカーロゴが入る。中央やや後方にタングステンの重量調整ネジが埋め込まれている。
シャフトとヘッドは脱着式で、シャフトの装着角度を変えることでフェース向き、ライ角、ロフト角が調整できる。長さはメーカー値、実測値とも45.25インチ(60度法計測)。EZONE XPG ドライバー同様、今回もグリップのエンド側にタングステンが配合され、エンド部分だけで20gと非常に重い。ヘッド側とグリップ側にタングステンを配する設計がなされ、重いヘッドでもバランスが出過ぎないように仕上がっている。
つかまりの良さをアピールしているEZONE XPG タイプHD ドライバーだが、どれくらいつかまりが良くなっているのか、じっくりテストしてみたいと思う。