マーク金井の試打インプレッション

ヨネックス EZONE XPG タイプHD ドライバー

2016/11/15 12:00

クラブを計測してみると?

純正シャフトは中間部分のしなりを感じ取れる「粘り系」タイプ。振動数はSで265cpmと相当硬め

表示ロフト角が9度に対してリアルロフト角が11.25度。フェース角が+0.75度。これがノーマルポジション。リアルロフト角が大きくフックフェースなので、アドレスすると高弾道のドローボールをイメージしやすい。重心距離は40ミリ(メーカー値)と、460ccとしてはやや長めで、XPG ドライバーに比べると、0.8ミリほど短くなっている。

ライ角は59.25度で重心角は24度(アナライズ計測)。XPGドライバーよりも重心アングルは2度大きい。いちばん捕まるポジションに調整すると、フェース角は+2度で、リアルロフトが13度。もっとも捕まらないポジションに調整するとフェース角は-1.75度で、リアルロフト角は9.75度となった。数値的にも、XPG タイプHD ドライバーの方のつかまりが良く、フッカーよりもスライサー好みになっている。

シャフトは中間部分のしなりを感じ取れる「粘り系」タイプ。切り返しで中間部分が少ししなり、しなり戻りは速過ぎず遅過ぎず。インパクトゾーンではしなった分だけしなり戻る。適度なねじれ感があるので、タイミングが取りやすい。ただし硬い。振動数はSで265cpm。アベレージゴルファー向けのSフレックスとしては、相当硬めのセッティングだ。

長さはメーカー値、実測値とも45.25インチ。クラブ重量は319.9グラムでバランスはD1.5。45インチ換算すると320g前後。25~50歳ぐらいで、体力が平均的もしくは上回るゴルファーにちょうどいいスペックである。

クラブ測定データ

シャフトEX310J(S)
ロフト(度)9
リアルロフト(度)11.25
ライ角(度)59.25
フェース角(度)+0.75
長さ(インチ)45.25
振動数(cpm)265
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ヨネックス
発売日:2016/09/30 オープンプライス