タイトリスト 917 D3 ドライバー
2016/12/27 09:00
クラブを計測してみると?
ノーマルポジションだとロフト角9.5度表示でリアルロフト角も9.5度。フェース角が-3.5度。ライ角は59.5度で重心角は21.5度。『917 D2』に比べると、『917 D3』の方がつかまりを抑えたスペックになっている。ライ角もD3の方がややフラットだ。
球が一番つかまる状態に調整すると、フェース角は-2度でリアルロフト角は10.75度まで増える。対して、一番つかまらないポジションに調整すると、フェース角は-4.75度でリアルロフト角は8.5度と減る。弾道調整機能を最大に利用してもフックフェースにはならない。ソールの座り方が強く影響しているが、フェースの向きの調整幅は、スクエアからオープンフェース方向に限られているので、スライサーとの相性は良くないだろう。
オリジナルシャフト(タイトリスト・スピーダー517)のSフレックスの振動数は239cpm。アスリート向けにしては軟らかめの設定で、中間から先端側がしなるタイプのシャフトである。ダウンからインパクトにかけては、先端側がスピーディーにしなり戻り、ヘッドはアッパーに動きやすくなっている。長さはメーカー値、実測値とも45.5インチ(60度法計測)クラブ重量は306.9gでバランスがD4.5。25~55歳ぐらいの男性で、体力が平均的、もしくは平均以上と相性が良いスペックだ。
クラブ測定データ
シャフト | タイトリストスピーダー517(S) |
ロフト(度) | 9.5 |
リアルロフト(度) | 9.5 |
ライ角(度) | 59.5 |
フェース角(度) | -3.5 |
長さ(インチ) | 45.5 |
振動数(cpm) | 239 |