マーク金井の試打インプレッション

グローブライド オノフ ドライバー KURO

2017/04/04 08:00

クラブを計測してみると?

純正シャフトは元剛性が高く、中間部分がしなる典型的な粘り系で、インパクトゾーンではシャフトが鋭くしなり戻る。ねじれが少なめで剛性感が高い

表示ロフト角が10度に対してリアルロフト角が9.75度。フェース角が+0.5度とわずかにフックフェースだが、アドレスするとフェースはスクエアに感じる。リアルロフト角は計測値も見た目も同じ感じだ。リアルロフト角は大きくないので、実際に打つと低めの弾道が打ちやすい。

ライ角は61.5度とかなりアップライトで、つかまりに影響を与える重心角は21度と平均をやや下回っている。実際にスイングしてみると、体積460ccのドライバーとしてはヘッドの返りやすさは平均的で、つかまりも平均的である。

純正シャフトである「SMOOTH KICK MP-617D」のSは重量が61g。手元剛性が高く、中間部分がしなる粘り系。インパクトゾーンではシャフトが鋭くしなり戻る。トルクはメーカー値で3.9(Sシャフト)。実際にスイングしてみるとねじれが少なめで、剛性感が高い。振動数は259cpmで、純正シャフトのSとしては平均よりもかなり硬めに仕上がっている。

長さはメーカー値、実測値ともに45.75インチ(60度法計測)。クラブ重量は304.9グラムでバランスはD2。45インチ換算すると312g前後。30~50歳ぐらいで、体力が平均的なゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトSMOOTH KICK MP-617D(S)
ロフト(度)10
リアルロフト(度)9.75
ライ角(度)61.5
フェース角(度)+0.5
長さ(インチ)45.75
振動数(cpm)259
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