マーク金井の試打インプレッション

ミズノ MP TYPE-1 ドライバー

2017/04/25 08:00

構えてみると?

TYPE-2よりヒール側のボリュームがやや控えめで、バックフェース側が高いハイバック形状。ハードヒッター好みに仕上がっている。

ミズノのアスリート向けブランド、“MP”の最新モデルとなるのがNEW MPドライバーだ。ヘッドは2種類ラインアップされており、今回試打するのはヘッドが小さい方(体積435cc)のMP TYPE-1 。

前回試打したTYPE-2と同じく、このTYPE-1もヘッド形状はオーソドックスな丸型。ただし、こちらはヒール側のボリュームがやや控えめ。そして同社のMPクラフト425、513ドライバーを継承しており、バックフェース側が高く(ハイバック形状)、ハードヒッター好みのヘッド形状になっている。

フェースの向きはスクエア感があって、ストレート弾道はもとより、ドロー、フェードを打ち分けやすい顔つきだ。フェースの厚みは約55ミリと、TYPE-2に比べるとディープフェースの度合いは控えめになっている。

ソールに目を転じると、フェース側のトウからヒールにかけてウエーブテクノロジーと呼ばれる蛇腹状の溝が入っている。これによりフェースセンターのたわみ量が約10%アップしたという。ソールはツルッとしていて素っ気ないほどシンプルだが、ヘッド内部のフェース側に10gのウエイトが埋め込まれている。TYPE-2と比較すると、TYPE-1は重心を浅くすることで低スピン弾道が打ちやすくなっているそうだ。

ネック形状はTYPE-2と同様にシャフト脱着式で、ホーゼルの向きを変えることでロフト角を4度、ライ角を2度調整できる。

MPはプロ、アスリート向けブランドで、TYPE-1は吹き上がりを抑えた強い弾道を好むゴルファーが対象ユーザー。しかし、クラブは実際に打ってみないと性能は分からない。スピン性能はどうなのか?どんな球が出やすいのか?じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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ミズノ
ブランドの名に恥じない飛距離と打感
発売日:2017/03/17 参考価格: 68,040円