ミズノ MP TYPE-1 ドライバー
2017/04/25 08:00
クラブを計測してみると?
ノーマルポジションで計測すると、表示ロフト角が9.5度に対してリアルロフト角が9.25度。フェース角が-3度と、オープンフェースの度合いがかなり大きい。実際に打ってみても、リアルロフト角が小さい分だけ、ボールは上がりづらくなっている。
ライ角は60.5度とアップライトであるが、ノーマルポジションでの重心角は17度と非常に小さい。重心角の数値は小さいが、重心距離が短いこともあり、実際にスイングしてみるとヘッドを返しやすく、つかまりも適度に良い。
調整機能を利用して一番ロフト角が小さいポジション(7.5度)にすると、フェース角は-5度、リアルロフト角は7.5度となった。対して、一番ロフト角が大きいポジション(11.5度)にすると、フェース角は±0度となり、リアルロフト角は11.5度。ロフト角を減らすとオープンフェースの度合いが増え、ロフト角を増やすとオープンフェースの度合いが減る。
純正シャフト「ツアーAD J-D1」のSの重量は58g。手元剛性が高い先中調子で、トルクはメーカー値で5.0。実際にスイングしてみると、ねじれが適度にあってタイミングが取りやすい。振動数は256cpmと、純正シャフトのSとしては硬めである。
長さはメーカー値、実測値とも45.5インチ(60度法計測)。クラブ重量は305.4グラムでバランスはD1。45インチに換算した重量は約315g。30~55歳ぐらいのゴルファーにちょうどいいスペックだ。
クラブ測定データ
シャフト | 「ツアーAD J-D1」(S) |
ロフト(度) | 9.5 |
リアルロフト(度) | 9.25 |
ライ角(度) | 60.5 |
フェース角(度) | -3 |
長さ(インチ) | 45.5 |
振動数(cpm) | 256 |