テーラーメイド M2 フェアウェイウッド
2017/05/23 05:00
構えてみると?
テーラーメイドの主力ブランドであるMシリーズには『M1』と『M2』がラインアップされているが、今回は『M2』のスプーン(3番ウッド)を試打する。
ヘッドの体積は175ccと市販の3Wとしてはやや大ぶりで、兄弟モデルの『M1』の3Wと比較しても15cc大きく、見た目に安心感がある丸型形状。フェースの厚みは約35ミリ。クラウンが分厚く膨らんでいないので、アドレスするとフェースが薄く感じ、高弾道をイメージしやすい。
クラウンは『M2ドライバー』同様、ホワイトとブラックのツートンで、フェース側はステンレススチール、中央から後方はカーボングラファイトのコンポジット構造。初代モデルと同様に、この2代目もクラウンに比重の軽いカーボンを配することで余剰重量を生み出している。
ソールに目を転じると、フェース側にはスピードポケットと呼ばれる溝が入っている。初代モデルの3Wのスピードポケットは溝で凹んでいたが、今回は溝に樹脂が埋め込まれ、凹みがかなり少なくなっている。
ヘッドとシャフトとは接着での固定式で調整機能は省かれているが、これによりネック部分は細くスッキリしている。
シンプルな構造で飛びにこだわっているM2シリーズ。2代目となった3Wではどんな弾道が出やすいのか?その飛びっぷりはどうなのか?じっくりとテストしてみたいと思う。