マーク金井の試打インプレッション

キャロウェイゴルフ スティールヘッド XR プロ アイアン

2017/07/11 11:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。厚いトップブレードで上下方向の慣性モーメントが拡大し、スイートエリアが広がっている。

キャロウェイの「スティールヘッド X-14 アイアン」といえば、同社の大ヒットモデル。アマチュア向けのやさしいモデルにも関わらず、アニカ・ソレンスタムを始め、多くのツアープロが愛用した。その「X-14アイアン」の形状、やさしさを継承して作られたのが「スティールヘッド XR アイアン」で、2つのモデルがラインアップされているが、今回試打するのは「スティールヘッド XR プロ アイアン」だ。

ノーマルモデルはオーソドックスなクローム仕上げだが、「スティールヘッド XR プロ アイアン」は精悍なブラック仕上げ。“プロ”という名前が付いているが、ヘッドはかなり大きめだ。2000年に発売された「X-14」と同じか、それよりもさらにサイズアップされた感じがする。

ノーマルの「スティールヘッド XR」と「スティールヘッド XR プロ」の大きな違いは、フェースプログレッション。「スティールヘッド XR」はグースネックになっているのに対して、「スティールヘッド XR プロ」はストレートネック気味のレスオフセット仕様となっている。

そして2モデルに共通するのがネック形状。「X-14」と同様、キャロウェイの独自技術「S2H2デザイン」によってホーゼルが貫通しており、ネック重量を軽量化している。また、ネックが短いこともあり、フェースはかなり面長に見える。

そして「X-14」と同じく、この「スティールヘッド XR プロ」もトップブレードが分厚い。アドレス時にトップブレードの存在感が非常に大きいが、これにより上下方向の慣性モーメントが拡大し、スイートエリアが広がっている。

キャロウェイを代表するアイアン、「X-14」の雰囲気を踏襲しつつ、最新のテクノロジーを搭載している「スティールヘッド XR プロ」。どんな弾道が打ちやすいのか?どんなゴルファーと相性が良いのか?じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?≫
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キャロウェイ
飛びと打ちやすさに操作性がプラス
発売日:2017/03 参考価格: 110,160円