低スピン弾道で飛距離を 「ピン G400 LSテック ドライバー」
構えてみると?
ピンの主力ブランドであるG400シリーズ。今回試打するのは、ドライバーの3モデルの中で、最も低スピン弾道が打ちやすくチューニングされている「G400 LSテック ドライバー」。
ヘッド体積は同シリーズの「G400 ドライバー」と同様、445㏄。前作よりも15㏄サイズダウンされているが、小さくなったという感じはない。体積のわりに投影面積が非常に大きいからだ。
アドレスした感じは「G400 ドライバー」とほとんど違わない。クラウンのフェース側には、フィンのような突起「タービュレーター」が6つ搭載され、クラウン全体にもリブが4本配される。さらにヘッド後方には「ボーテック」と呼ばれるスリットが入り、空気抵抗を軽減させているそうだ。メーカーはダウンスイング時の空気抵抗を、前作より約15%軽減させたとアピールしている。
ヘッドのカラーリングも「G400」と同じくマットブラック。純正シャフトはアドレスすると黒く見えるカラーリングが施され、構えやすさにもこだわっている。
フェース形状は面長でややディープ。フェース厚は約56ミリで、こちらも「G400」とほぼ同じである。バックフェースは非常に低くシャローバックで、重心を深く、そして低くしたい意図がうかがえる。
ソールに目を転じると「G400」との違いが分かる。「G400」はバックフェースの一番後ろ側にタングステンウェイトが埋め込まれているのに対し、この「G400 LSテック」はソールウエイトのフェース寄りに埋め込まれている。これにより重心位置が浅くなり、低スピン効果を狙っている。
見た目は「G400」とほとんど変わらない「G400 LSテック ドライバー」。では弾道は「G400」とどのように違うのか?飛距離性能はどうなのか?じっくりテストしてみたいと思う。