高い直進安定性、低スピンで飛ばす「キャロウェイ ローグ ドライバー」
2018/06/26 05:00
クラブを計測してみると?
ニュートラルポジションだと、表示ロフト角が9度に対してリアルロフト角が8.5度。フェース角が-5.5度。個体差もあると思うが、オープンフェースの度合いが非常に大きい。表示ロフト角よりもリアルロフト角の方が小さく、実際に打ってみても弾道は低めだ。
ロフト角が一番大きくなるポジションに調整すると、リアルロフト角は11度に増え、フェース角が-2.5度となった。ロフトを増やす方向に調整すると、オープンフェースの度合いも減ってくる。
ノーマルポジションでのライ角は58.75度。アップライトに調整すると61.25度となる。ノーマルポジションでの重心角は27度と平均を大きく上回る。実際にスイングしても、投影面積が大きいにも関わらず、ヘッドが返りやすいのが手に伝わる。
「Speeder EVOLUTION for CW50 」のSは重量が約57グラム。手元剛性が高い先中調子で、インパクトゾーンではシャフト先端のしなり戻りでつかまりが良い。トルクはメーカー値で5.9。実際にスイングしてみると、ねじれが適度にあってタイミングが取りやすい。振動数は245pmと、純正シャフトのSとしては平均的な硬さである。
長さはメーカー値、実測値ともに45.25インチ(60度法計測)。クラブ重量は296.6グラムでバランスはD2。45インチ換算すると300グラム前後。40~60歳ぐらいで、体力が平均的なゴルファーにちょうどいいスペックだ。
クラブ測定データ
シャフト | Speeder EVOLUTION for CW50(S) |
ロフト(度) | 9 |
リアルロフト(度) | 8.5 |
ライ角(度) | 58.75 |
フェース角(度) | -5.5 |
長さ(インチ) | 45.25 |
振動数(cpm) | 245 |