高い直進安定性、低スピンで飛ばす「キャロウェイ ローグ ドライバー」
構えてみると?
キャロウェイゴルフの新たなブランドとして登場したローグシリーズ。ローグ(ROGUE)の本来の意味は「反逆者」「荒くれ者」などだが、キャロウェイでは既成概念にとらわれずに一歩先を行く、という位置付けでネーミングしている。
ローグシリーズはドライバーが3種類あるが、今回試打するのはグローバルモデルで、日本国内では数量限定発売の「ローグ ドライバー」だ。
「ローグ スター ドライバー」と同様に、ヘッドはチタンとカーボンのコンポジット構造。クラウン部分に比重の軽いカーボンが採用され、アドレスするとカーボンの編み目がくっきりと目に入る。
フェースの高さは約55ミリで、「ローグ スター」よりもわずかにフェースが厚い。ヘッド形状は「ローグ スター」とほとんど同じで、奥行き方向に面積が広がる。重心を深く、かつ慣性モーメントを大きくしたい意図がうかがえる。
ヘッド内部にはジェイルブレイクという2つの支柱が埋め込まれている。支柱の形状をスリムにすることで、エピックシリーズより25%軽量化された。
ソールに目を転じると、中央部分に控えめに“ROGUE”のロゴが入る。特徴的なのは重量調整ネジのポジションだ。「ローグ スター」はヘッドのヒール寄りにネジが配されるのに対して、「ローグ」はヘッド後方、バックフェース側に配されている。「ローグ スター」がドロー設計であるのに対して、「ローグ」はニュートラル設計であることが重量調整ネジの位置で分かる。
また「ローグ スター」はヘッドとシャフトが接着されているが、「ローグ」はアジャスタブルホーゼルが装着された、いわゆるカチャカチャ式。シャフトを脱着しスリーブの向きを調整することで、ロフト角を4通り、ライ角を2通りに変えることが可能だ。
「ローグ スター」とヘッド形状はほぼ同じであるが、「ローグ」はどんな球が出やすいのか?飛距離性能はどうなのか?じっくりテストしてみたい。