マーク金井の試打インプレッション

高い操作性でイメージ通りの弾道「タイトリスト TS3 ドライバー」

2018/10/16 05:00

打ってみると?

試打クラブのロフト角は9.5度で、シャフトは純正装着される「タイトリスト ツアーAD 60」のSフレックス。シャフトはワッグルすると中間部分がほどよくしなり、アスリート向けシャフトとしてはやや軟らかい。

さっそく打ってみた。「シュパーン」とソフトな金属音とともにボールは飛び出した。「TS2」と同様に「TS3」もフルチタンヘッドであるが、クラウン部分がかなり肉薄になったことで、手応えが非常にソフトだ。

それでいてフェースの弾き感が増しているので、前作「917シリーズ」よりボール初速がしっかり出ている。ストレートに打つつもりでスイングしたら、イメージ通りのストレート弾道。「TS2」よりも、わずかながらヘッドが返りやすく感じる。

ヘッドスピードを45m/s前後で弾道計測してみると、打ち出し角は11度とやや低めで、スピン量は2400~2700回転。「TS2」と同じく、前作「917シリーズ」と比較すると、低スピン弾道が打ちやすい。

さらに「TS3」もスイートエリアが広く、多少芯を外してもボール初速が落ちない。ミスの許容範囲が広いので、安定したキャリーが出る。「TS2」よりも少し重心距離が短いのだろう。操作性が高まっており、ドロー、フェードも打ち分けやすい。

「タイトリスト ツアーAD 60」は、切り返しでシャフトの中間部分がしなり、ダウンからインパクトにかけても、中間部分がしなり戻る。シャフト先端側は適度にしっかりしているので、インパクトゾーンでヘッドはアッパー軌道になりづらい。ヘッドがレベルに入ってくるので、入射角が安定し、打ち出し角が必要以上に高くならない。シャフトの特性としてはニュートラルなタイプだ。

前作よりも直進性が高い弾道で、スピンを減らして飛距離を伸ばす。「TS2」と同じく「TS3」もこの点にフォーカスして設計されていることが明確に手に伝わる。加えて「TS2」よりもヘッドを操作しやすい。飛びとやさしさを求めつつ、かつ、ヘッドの操作性を求める中・上級者にとっては、イメージ通りの弾道が打ちやすいドライバーだ。

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タイトリスト
発売日:2018/09/28 参考価格: 77,760円