マーク金井の試打インプレッション

やさしいシャローバックで飛距離を追求「ミズノプロ モデル-E ドライバー」

2019/01/15 05:00

クラブを計測してみると?

純正シャフトは手元剛性が高く、中間部分から先端にかけてしなる

ノーマルポジションで計測すると、表示ロフト角が9.5度に対してリアルロフト角も9.5度。フェース角は-0.75度。実際に打ってみると、リアルロフト角が小さい割にはボールが上がりやすい。

ライ角は61.5度と非常にアップライトであるが、ノーマルポジションでの重心角は19度と小さい。重心角は小さいが、重心距離が短いこともあり、実際にスイングしてみるとヘッドを返しやすく、つかまりも適度に良い。

調整機能を利用して一番ロフト角が小さいポジション(7.5度)にすると、フェース角は-2.75度、リアルロフト角は8度となった。対して、一番ロフトが大きいポジション(11.5度)にすると、フェース角は+2度となり、リアルロフト角は12.5度となった。ロフト角調整機能は、シャフト先端の治具を回転させる方式なので、ロフト角を減らすとオープンフェースの度合いが増え、ロフト角を増やすとオープンフェースの度合いが減る。

「ツアーAD GM-1 D」シャフトの重量は55グラムで、トルクはメーカー値で5.4。実際にスイングしてみると、ねじれが適度にあってタイミングが取りやすい。振動数は255cpmと、純正シャフトのSとしては硬めである。

長さはメーカー値が45.5インチで、実測値が45.75インチ(60度法計測)。クラブ重量は297.5グラムでバランスはD2。45インチに換算した重量は約305グラム。35~55歳ぐらいのゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトツアーAD GM-1 D(S)
ロフト(度)9.5
リアルロフト(度)9.5
ライ角(度)61.5
フェース角(度)-0.75
長さ(インチ)45.75
振動数(cpm)255
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