弾道調整機能を搭載、求める弾道で飛ばす「ピン G410 PLUS ドライバー」
2019/03/05 05:00
打ってみると?
試打クラブはロフト角9度。シャフトは純正の「ALTA J CB RED」のSフレックス。ワッグルすると中間から先端にかけてしなりを感じる。
据わりの影響もあるが、スタンダードポジションでヘッドを地面に置くと、フェースが開く方向に回転し、オープンフェースの度合いが強くなる。
まずはシャフトの挙動を確認しながら打ってみた。1発目はやや右へのストレート弾道で、力強くボールが飛び出した。モデルチェンジでフェースの弾き感が増している。
続いて、バックフェースのウェイトの位置を変えて打ってみた。ヒール寄りのドローポジションにすると、重心距離が短くなった分ヘッドが返りやすく、つかまりが増した。トウ寄りのフェードポジションにすると、重心距離が長くなった分つかまりが弱くなり、左へのミスが出にくくなった。
慣性モーメントの大きさは前作「G400」譲りで、芯を外して打った時でもヘッドがブレにくく、飛距離も方向性も安定している。
ヘッドスピードを46m/sに上げて弾道計測すると、打ち出し角は12度前後で、スピン量は2400~2700回転。フェース上側で打つと、スピン量が減って2100回転前後となり、キャリーとランで飛距離を稼げた。
「ALTA J CB RED」は、トップからダウンスイングへの切り返しでシャフトの中間部分がやや大きめにしなり、インパクトゾーンでは先端がスピーディーにしなり戻る。インパクトゾーンでは先端部分が大きめに動くので、つかまりが良く、高弾道が打ちやすく仕上がっている。
ボールのつかまり具合を変えられる弾道調整機能が加わった「G410 PLUS ドライバー」。ミスに強く直進性の高い弾道で、さらなる飛距離を求めるゴルファーの期待に大いに応えてくれるドライバーだろう。