マーク金井の試打インプレッション

ソフトな打感と飛距離性能が両立「キャロウェイ APEX アイアン」

2019/06/04 05:00

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状

今回試打するのは、軟鉄鍛造製法で作られている「キャロウェイ APEX アイアン」。前作と同様にヘッドは凝った作りで、S25C軟鉄鍛造ボディと、17-4ステンレス製の360度カップフェースいう組み合わせだ。軟鉄鍛造ではあるが、マッスルバックのような一体構造ではなく、2ピース構造になっている。

また、ヘッド内部にウレタン・マイクロスフィアが注入され、打感がソフトになったとのこと。ヘッド形状は前作を踏襲し、バックフェースはへこんだキャビティ構造であると同時に、下部には中空部分も設けられている。

見た目はオーソドックスなキャビティであるが、弾き感が強い薄肉カップフェースが採用され(4~8番)、かつ重心を深くする設計もなされている。

顔つきはオーソドックスで、フェースはやや長め。前作に比べるとグースネックの度合いが減っており、アドレスすると引っかけづらい顔つきで、シャープな印象が増している。

また、ショートアイアンはミドルアイアンよりもヘッドが小ぶり。バウンス角はやや大きめだが、ソールの丸みが強く接地面積は少なめで、抜けの良さを感じる形状だ。

上級者も好むシャープなヘッド形状ながら、飛びとやさしさにもこだわっている「APEX アイアン」。モデルチェンジでどう変わったのか?打感や飛距離性能はどうなのか?じっくりテストしてみたい。

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キャロウェイ
発売日:2019/02/08 参考価格: 155,520円