「見た目は地味でも高性能」スリクソン ニュー Z ハイブリッド ユーティリティ

ツアープロも使用中「スリクソン ニュー Z ハイブリッド ユーティリティ」を試打レポート

【ミーやん】前回は、久しぶりに本間ゴルフのアイアン型ユーティリティを打ちましたね。個人的にはうまく打てたのですが、いかんせん僕にはパワーが足りなくて打ちこなせなかった・・・。でも、今回の試打はウッドタイプのユーティリティですよ。これなら僕でも大丈夫そうな気がする。「やられたら、やり返す。倍返しだっ！」ふっふっふ。

【ツルさん】わざわざ本間のユーティリティの話をしたのは、“倍返し”を言いたかっただけだよね。そうだよね。

ウッド形状ながらトップブレードを彷彿させるカラーリングがあるため、アイアン感覚で打つことができる

【ミーやん】ええ、まぁ、そのとおりです。僕もサラリーマンの一人として、半沢さんには憧れちゃいますからね。というわけで、今回はスリクソンの新作ユーティリティ。ヘッドはそれほど小ぶりではなく、ブレードが長く見えるので安心感があります。

【ツルさん】ネックからトップラインにかけての線がキレイなヘッドだね。トップラインとリーディングエッジが平行になっているので、ターゲットにスクエアに構えやすいのもいい。何気ないことだけど、ツボを押さえて設計されているよね。こういうところに国産メーカーの良さを感じるわー。

【ミーやん】打ってみると、フェースに弾きが感じられます。ロフト19度にしては球が上がりやすいし、難しさはまったく感じません。これって本当にアスリート向けのスリクソンなの？

【ツルさん】で、“倍返し”はできたの？

【ミーやん】これならできたように思えます。今回は球が上がりやすいので、“倍返し”ならぬ“High（ハイ）返し”ですね。ははは。

【ツルさん】・・・。あまりうまくないね。そのダジャレだと内野フライのレベル。

【ミーやん】とにかく、だ。性能はいいのに、少し安っぽく見えるのがタマにキズです。

【ツルさん】そうなんだよね。いまひとつパッとしない。直進性もあるし、左に行きづらいところはアスリート向けっぽいし、使ってみるといいクラブなんだけど・・・。所有欲が湧かないよね。フェースの曇った色のせいもあると思う。