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2010年1月1日より、クラブフェースマーキングの新しい仕様が導入された。というのは難しい言い方だが、要は「溝」についての規制が始まったということである。
実はこのクラブフェースマーキングについては、昔にピンのU字構造という問題が起きたのを昔からゴルフをしているゴルファーなら記憶にあると思う。当時は、精巧なミーリング技術や、鋳造技術が無かったため、当時主流だった断面がV字に彫られたフェースマーキング(溝)をU字にしてスピン量を増やしラフからもスピンがかかるようにしたという問題で、結果的には、USPGAはこれを認め(ピンに訴訟で負けた)R&Aは認めないという2重裁定構造が出来上がった。つまり、日本のプロが米国ツアーでは使えるが、国内ツアーでは使えないというクラブが出来たりしたのだった。
しかし、それから技術の進歩は特にウェッジについてすすみ、精巧なミーリングや、鋳造技術が施され溝とフェース面との作る角度までが正確で鋭角に作り上げることが出来るようになった。これにより、前述のU字構造などでは到底達し得なかった高スピンをかけることが容易になった、つまりラフの意味がなくなったということが起きたのである。今回の規制はこういった現状に対処するために導入されたということである。
このルールは正確には25度以上のドライバー、パターを除くすべてのクラブに適用される。それではもう自分のクラブは使えないのか?と心配な方はひとまず安心して欲しい。
現状では各競技の委員会が条件を適用できる権利があるだけなので、ほとんどの競技は問題なく、プロゴルファーだけの問題である。ゼネラルルール(一般のプレー)で規制されるのは、2024年1月1日(暫定)からとなるためまだまだ猶予がある。ただ、今年から発売のモデルについてはこのルールが適合となるため、ルールにこだわって新しいクラブを手にするもよし、昨年までのモデルでスピンをかけるもよしと一般アマチュアにはドライバーの規制に比べるとやさしく猶予のある導入となっている。
このような状況を考えると、スピンのかかる中古モデルが俄然魅力的に見えてくるのは私だけだろうか?もちろんルール適合期間までだが、やはりラフからスピンがかかるほうがゴルフはやさしいし、プロのようなバックスピンがかかるのはちょっと気持ちがいい。
今週のゴルフパラダイスのウェッジ売上ランキングは、第1位がMT-28 V4、第2位TOURSTAGE X-WEDGE(2007)、第3位X SERIES JAWS (Chrome)となっている。フォーティーンはまさにこのスピン性能を極限まで高めたウェッジのひとつで、先駆的なメーカーというのを考えると、やはり一般アマチュアはまだまだスピン量を求めているのだろうか。
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