運転中の横顔にオーラを
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高校3年生の時にQTに挑戦し、19位に入って堂々のプロ宣言。高卒ルーキーのプロとして迎えた1年目に32位でシード権を獲得した川村昌弘。2年目の今年「パナソニックオープン」で、念願のツアー初優勝を果たした。これで日本ツアーだけでなくアジアンツアーの2年シードを確定させた期待の20歳。プレー中は飄々として年齢を感じさせないが、トレードマークのサングラスを取ると、あどけない笑顔をしている。そのギャップが魅力だ。
特に飛距離が出るわけではないが、低弾道の渋い球を操ってコースを攻略する様はすでにベテランの風格を感じる。使っているクラブは、全て契約先のタイトリスト。特徴的なのは「タイトリスト 913 D2 ドライバー」で、なんとロフトは7.5度。日本のツアーで最もロフトが立っているドライバーではないだろうか。ロフトを立てるとボール初速が速くなりスピンは減る反面、ボールの打ち出し角が低く、ボールの捕まりも悪くなるのだが、技術でカバーし飛ばしている。
このタイトリスト 913 D2 ドライバー、川村プロは「今までの910 D2より20ヤード飛びすぎる・・・」と、予想外の飛距離性能に慣れるまで実勢投入をしてこなかった。鍛造フェースで弾きが良くなった913Dシリーズ、発売から1年経過して中古市場にもタマ数が増えてきた。910Dシリーズとスリーブも共通なのでシャフトの付け替えが可能。前作からの乗り換えもしやすいのだ。タイトリストは硬派なイメージがあるが、最近のモデルは打ってみると意外にやさしい。そろそろ中古でもお買い得感が出てきた逸品といえる。
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