ツアーで再注目! “初代”ホワイトホットパター
先週行われたダンロップフェニックストーナメントは、松山英樹が期待を裏切らない凱旋勝利で幕を閉じた。楽に勝たせてくれなかったのは、招待選手のジョーダン・スピースではなく、大学の先輩・岩田寛だった。残念ながらこの試合ではプレーオフで敗れたものの、今季米ツアーのHSBCチャンピオンズ2015での3位タイに続き、存在感を示している。今回はそんな岩田が使っているパターに注目してみた。
岩田が使っているパターは、オデッセイの初代「ホワイトホット2ボールブレード」。すでに販売が終了して10年以上経過しているが、ツアーでは松村道央、上井邦浩が使用。実は、“初代”ホワイトホットの愛用者は年々減ることがなく、ツアー選手の中では増え続けている。ネオマレットの元祖「2ボール」は片岡大育、鈴木亨が使用。マレットの名器「#5」は、谷口徹、井上信が使用。高山忠洋はスラントネックが特徴の「#6」を使用している。使用者の多さに“初代”ホワイトホットブームが来ている?と思ってしまった。
ヘッドの形状自体は、どれも定番スタンダード型で、初代ホワイトホットが原型としていまのオデッセイパターに繋がっている。そして何と言っても、“初代ホワイトホットインサート”のフィーリングは、柔らかさ、打感、音という距離感を構成する要素において、代替性が効かないほど完成度は高い。では10年以上経過し、いまどきのパターと何が違っているのか? それはヘッド重量が軽いこと。使用プロたちは鉛をソールなどに貼るなどし、重さを調整することで高速化しているグリーンに対応しているのだ。
初代ホワイトホットは、ボールのカバーと同じ素材のウレタンをフェースインサートに採用した初めてのパター。どのモデルも中古市場ではかなり低価格となっているが、なかなか綺麗な状態の個体は少なくなっている。ドライバーに置き換えると、10年という月日は“何世代前”という印象であるが、パターはまだまだ“現役”。ツアープロがいまでも使用中のパターが、激安で手に入るのも中古ショップの魅力ではないだろうか。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー