スプーンをロフトアップしてみませんか?
PGAツアーだけでなく、国内男子ツアーを観ていると、ティショットにスプーンを多用するシーンをよく目にするようになった。全英オープンに勝ち、リオ・オリンピックで、銀メダルを獲ったヘンリック・ステンソンは、その代表といえるだろう。
イマドキのスプーンは、スピン量も少なく、フェースの反発もルールギリギリまで高くなり、激しく進化している。飛距離も充分出せるし、アイアンと重心距離が同じぐらいなので、スイングを変える必要がなく、コントロールし易いと言うメリットも有る。
しかし、このスプーンの進化は良いことばかりではない。ティアップすれば打ち出し角が高く出せるので問題はないが、地面から打つ場合はスピン量が減りすぎてしまって、プロほどヘッドスピードが出せない我々アマチュアには、ボールを上げ難くなってしまった。今までスプーンの売れ筋ロフト角は15度前後だったが、「15度ではボールを上げるのが厳しい・・」という声が増えてきた。
スピン量が減ってきたのはスプーンだけでなく、他の番手も同じ。では5Wでもいいじゃないか!?実際5Wも飛ぶようになっているのだが、スプーンにこだわる人は少なくない。そんな声にロフト角が少し大きめのスプーンが密かに流行っている。今、中古市場で大人気の『テーラーメイドM2フェアウェイウッド』のUS仕様には、3HLというスプーンより少し大きめの16.5度のロフト設定がある。テーラーメイドはロケットボールズの頃から(US仕様)気持ちロフト大きめの3HLの設定があるのだ。
残念ながら日本仕様には無いロフト設定なので、中古市場では在庫はかなり少なめとなっている。もしイマドキのスプーンを使っていて、「地面から打つのはしんどいなぁ」と感じたら、中古ショップへ行って「3HL」もしくは17度前後のフェアウェイウッドを探してみてはどうだろう。たかが2度、されど2度、この2度が意外と効く。是非探してみて欲しい。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー