運転中の横顔にオーラを
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ジョーダン・スピースが初日からトップを走り続けた「全英オープン」。最終日の後半13番で首位を明け渡した直後、続く4ホールで計5アンダーの猛チャージを見せてメジャー3勝目を飾ったスピースは、飛距離よりもショートゲームの巧みさが目立つ選手だ。そんなスピースのウェッジ選びを参考にして、アプローチの達人を目指してみるのはどうだろう?
彼が使用しているのは「タイトリスト ボーケイデザイン SM6ウェッジ」、ロフト角は46度、52度、56度、60度の4本。「ボーケイデザイン SM6ウェッジ」には、ソール形状のバリエーションが“F、K、M、S、L”と5種類あり、我々アマチュアゴルファーはどれを選ぶべきか悩んでしまう。(※Lはカスタム対応のみでの販売)
では、スピースのチョイスを詳しく見ていこう。ロフト角46度と52度の2本は「Fグラインド」。トレーリングエッジを削っていないので、ソール幅がしっかりとあり、バウンス角が有効に使える形状だ。フェースを開かなくてもバウンスが効いてくれる。ちなみに「Kグラインド」も同じタイプで「Fグラインド」よりもソール幅が広く、やさしい。
56度は主にアプローチ、バンカーに使っており、「Sグラインド」をチョイス。トレーリングエッジを少しだけ削っているので、フェースが開きやすく、バウンス角が効果的に機能するオートマチックさを持っている。
最後の60度は、スピースのテクニックを活かせる「Lグラインド」。トレーリングエッジをかなり削っていて、特にトゥとヒール側を落としている。フェースを開いてもバウンス角が邪魔をしないので、いろいろな状況で使えるのだが、自分でヘッドコントロールする必要があるので高い技術が必要だ。「Mグラインド」は「Lグラインド」ほどシビアではないものの、同じ傾向にある。
ショートゲームの名手であるスピースも、60度以外の3本はミスにやさしいソール形状を選んでいる点が面白い。同じ「ボーケイデザイン SM6ウェッジ」でも、ソール形状で難易度がまったく違ってくるので、中古ショップで探す際には自分に合ったものを選んでほしい。
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